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森と林業と田舎の本

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2021/05/12

シカが最後に残した草は

先週、芦生の森に行った。いわずと知れた京都大学の研究林(演習林)である。
入山には何かと手続きがいるので行きづらかったのだが、地元南丹市の企画で入る人々にお邪魔虫させてもらう。

いろいろ見どころはあったが、まずはサクラがまだ咲いていた(笑)。考えたら標高は700~800メートルあって、かなり涼しい。

次に林床が裸。これは、かなり激しい。でも、生えている草もあった。

2_20210510163401

何かわかるかなあ。バケイソウ、もしくはバイケイソウ。これは毒を持つのだ。だから、シカも食べずに残ったのだな。。。

3_20210510163401

あれ、食べられている。バケイソウを食べるとは……。この回りに糞がいっぱい落ちている。よほど腹を空かせているのか。考えてみれば奈良のシカもアセビを食べるからね。腹を空かせたら毒も皿まで食う。

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もう一つ、食べられないで残っている草があった。わかるか?

トリカブトだ。さすがにこちらの毒は食べたらすぐ死ぬ。最後に残る林床の草はトリカブトであったか。

10年ぐらい前に来たときに林床は草に覆われていたという証言もあったので、その後シカの生息数がどんどん増えておいしい草から食べ尽くし、残ったのがバケイソウとトリカブト。だが、いよいよバケイソウも食べだしたという状況か。そのうちトリカブトも食べて平気なヤツが出てくるかもしれない。鹿賀食べない草を植えるなら、トリカブト(^o^)。

ともあれ、ここにヤバい草が生えていることは覚えておこう。いつか使えるかも(  ̄▽ ̄)。ヾ(- -;)

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