隠れ仕事シリーズ⑤本の行商……
先日、ラジオに出演して、そこで紹介した『樹喜王 土倉庄三郎』に注文が殺到した話をした。
実は、その後も『樹喜王 土倉庄三郎』の注文が入っている。これらはもうラジオと関係なしだ。4月だけで20冊を超える部数が売れた。ある意味、勢いがついたというか時流に乗ったというか、偶然というか……。おかげで残部は20部を切っている。
ま、このように自分の本を自分の手で販売するのも仕事なのだよ(´Д`)。正直、全然利益は出ずに手間隙ばかりかかるのだけどねえ。メールのやり取りぐらいはともかく、振込確認と梱包と発送と……。
今の時代、著者は書くだけ、後はお任せ、という時代ではないのです。自分で宣伝も販売も手がけていかないといけない。出版界も迷走しているというか、多分制度疲労している。たとえば、かつてはマスコミに書評が載れば売れるのは当たり前だったのに、今は案外影響力がなかったりする。一方で、テレビで評論は素人だけど有名人が紹介したら売れたり、SNSの拡散力が響いたり。でも、いつもじゃない。どんなにSNSで拡散しても、効果が見えないこともある。読めない。
……と、愚痴ぽくなったが。
ちなみにクローゼット(押し入れ)には、こんだけ本が詰まっている。
たくさんあるなあ(笑)。とくに『絶望の林業』と『獣害列島』が大量に。
私は、出版したらある程度買い取って手元に置いておき、講演などで出かけた際にコツコツ販売しているのだが、『絶望の林業』は出してからも講演依頼が極めて少ない\ (@_@)/。内容か内容だからか。そして『獣害列島』はコロナ禍の中の刊行で講演依頼がほぼない\(-_-;)/。オテアゲ
というわけで、結構手元に残っているのである。そのほかの本も、通常2~3冊から10冊ぐらいはストックしてあって、何かの際に蔵出しする予定。今後も出張先にも担いで行って、コツコツ売っていく所存です(ー.ー)。
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