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森と林業と田舎の本

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2021/05/25

捨てネコ対策の看板

我が家の仕事場のベランダから庭を見ると、木の上に何かが。柿の木の高さ3メートルくらいの枝の上だ。

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目が光っているが。クロネコであった。
最近、ノラネコが庭を闊歩している。単に歩くだけならよいのだが、餌をねだる。そこで私は野菜の切れ端を投げつけて食べさせようとする。ネコの草食化計画だ。草を食べるようになったら、ノラネコも安泰なのに。。。

それはともかく、生駒山の森林公園を歩いていると、ニャアニャアうるさい。斜面上を見ると。

Photo_20210525170201

ここにもノラネコがいた。まだ人になついているところを見ると捨てられて日が浅いのだろう。ノネコになりきれぬノラネコだ。
実際、ノラネコが増えている。この公園に捨てる人が増えたのだろう。ちなみに公園といっても、何ヘクタールもあって、巨大なため池が広がり、大部分が急傾斜の山林地帯だ。姿はほとんど野生化しているが、かろうじて人間を怖がらないところを見ると人に飼われた記憶の残るノラなのだろう。

そして看板があった。「ネコを捨てないでください」「餌をやらないでください」「連れて帰って家で飼ってあげてください」といろいろ書いてある。そもそもノラネコは冬を超すのは難しいこと、餌を求めて小鳥や昆虫を襲って食べていること……ネコも鳥も、どちらの命も大切なのです、と切々と訴えている。

が、これじゃあ、効果はないな。と私は判断した。優しく書きすぎ。みんな大切な命、というのは簡単だが、ネコ好き、というよりネコ馬鹿連中はネコにしか興味を持っていないのよ。もっと、きっちり書かねば。

私ならどう書くか。頭の中で反芻する。こんなのはどうだ。

「そんなにネコが嫌いですか。そんなに小鳥が嫌いですか。
あなたが捨てたネコは、飢えて栄養失調になっています。
生きるために小鳥やリス、森ネズミなどを襲って食べています。

カラスやタカに襲われるネコもいます。
でも、寒い冬を越せずにほとんど死にます。
なかには餌をもらって生き延び、子ネコを産んだネコもいました。
でも、その子ネコはみんな死にました。
それは、あなたが捨てたネコです」

こんな感じかな。これにガリガリに痩せてふらついているネコの写真を載せる。これぐらいしなくては。

この文は、無償提供する(笑)。

ACジャパンのテレビコマーシャルにも「(親切な人に拾われてね、と捨てるのは)犯罪者のセリフです」というのがあるが、なかなかよくできている。ぜひ、見てほしい。

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