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森と林業と田舎の本

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2021/06/27

「あきらめる林業」

『絶望の林業』の続編は? とよく聞かれるが、通常は『希望の林業』と応える。ただし、つい『気泡の林業』になっちゃうかも。。。と付け足す(^^;)。希望や夢は泡となって消えていくのよ……という意味を言外に匂わせている(笑)。

『絶望の林業』を読んだ、という声がときおり届く。メールだったり、ネット上の発信だったり。内容的には、実際に林業を手がけた人の苦悩が記されていることが多い。それでも頑張りたい、年金をつぎ込んで林業振興に取り組んでいるとあると、神々しいというか、もはや林業信仰かも。
たまにほんの内容に反発した声もあるが、そこに並べている批判がむなしいほど間違いだらけだったり。(オレは林業のプロだ、と粋がっているのが余計に痛々しい。)

まったくの偶然なのだが、先日以前からの知り合いのある人に出会った。林業を盛り上げる活動をしていた人だ。そのため山村地域に住んで、いろいろ取り組んできた。

ここでは、この人が誰か特定されてはならないので、その人物がどこに住んでいるのか、出身地や年齢・性別・活動歴などは一切触れないから説明が難しくなる。ただ、林業界ではそこそこ有名ではないかな。その人が、もうその土地を離れる決心をしたと聞いた。というか、今では林業関係の仕事をしていないともいう。

誤解を生まないように記しておくが、地元との人間関係が悪くなったとか、林業が嫌いになったわけではない。ただ、その土地で何をしても実を結ばないことに疲れたらしい。あ、それ、よくわかる! と私も相槌を打つ。

お互いの経験談をああでもない、こうでもない、と話しだすと(立ち話なんだが)止まらない(^^;)。言いたいことがあふれて出る。もちろん手がけたことが全部正しいというわけではなく、また失敗したわけではないにしても、結果的に林業振興には役立たなかったという思いがあるからだろう。でも、今度は別の場所で……というから、私は「場所変えても同じじゃない?」と応えてしまった。やるなら都会でやった方がいいかと思う。

と、そこで思いついたのが「あきらめる林業」。そして「絶望の林業支援」。これ、続編のタイトルになるかもしれない(苦笑)。アホナ。。

それにしても立ち話2時間半はきつかった。。。。

 

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森林学・モノローグ」カテゴリの記事

コメント

年金を林業振興につぎ込むという話は、身をつまされます。今度は「都市林業」をテーマにぜひ書いていただけませんか。

年金で食えるから、という立場なんでしょうが、趣味の域に達していますね。

都市林業……公園と街路樹で木材生産とか(笑)。

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