「林業にブロックチェーン」の勉強を
フォレストジャーナル21年夏号が出た。
特集は、「選ばれる職場のつくり方」。その中の岐阜県のアンケート調査なんだが、林業会社を辞めた人の約半数は、別の林業事業体に就職するか、独立して林業を継続しているという結果が出ている。なんで林業を辞めたのに、また林業に勤めるんだ(笑)。私の林業七不思議。さっさと愛想尽かしすれば現場も変わるのに。
ほか「おかえりモネ」の清原果耶さんも登場している。もう、今年の「緑の女神」は彼女でいいんじゃないか(^o^)。
さて、私が気になったのは、特集の一つで取り上げているブロックチェーンだ。実は、わたしもそれにちなんだ記事を書いたのだが……。
私も知らなかったのだが、もはや海外では林業にブロックチェーンを導入するのは当たり前になっているらしい。実験段階ではなく、実施段階になっていた。これに目をつけたのは、なかなか編集者も凄い。既存の林業雑誌には登場しないネタ(笑)。
実は私も記事を書く際に、日本でブロックチェーンの実験をしているところはないかと探した。もし知らずに書いたら恥をかくと思ったからだ。結果的に日本にはまだないと結論づけた。ただ水産業界では始まっている。
日本も、いざという時にオロオロしないよう、今からブロックチェーンを勉強して、少しずつでも実験をしておくべきだ。そのうちトレーサビリティの主流になるだろう。日本のダサい「合法証明書」なんか相手にされない時代が来る。さもないと、またもや世界から置いてきぼりを食らうよ。
……と、私は「予言」したからね。ウッドショック到来の予言も見事に当たったと思っているが、ようするに情報はあっても活かせないと意味ないから。
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