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森と林業と田舎の本

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2021/06/21

「学生と話す」こと

このところ、よく学生と会う。とくに女子大生と話す。対面もあればZoomなどもあるが。

女子大生が好き!……だからというわけではなく、いやもちろん嫌いでもないのだが、まあどちらかと言うと好きだけど、何も自分から会おうとしたのではなく、面会の申込があった場合に受け身で応じるのであって、決して主体的に強く要望することもなく、そもそも私は人見知りをする方でして、しかもコロナ禍の今は他人と会う機会も極端に少なく、やたらめったら女子と聞けば会うわけではないわけで、誤解のないように言っておくのだけど、そもそも男子学生からの面会申込はほとんどなく、なぜか圧倒的に女子が多いのであって、だから女子を選んでいるのではなく、必然的に女子に会うことが増えているだけで、もちろん理由は森林や林業のことを聞きたいという真面目なものであって、とくに就職に悩んでいるとか、卒論で林業を取り上げたいと聞けばこちらも真剣に向き合わなくてはならないのであって……。。。ゼイゼイ

 

せ、せっかくだから、ここで私の面会基準を。

基本的には誰とでも会う。最初から拒否はしない。政治的に言えば、それこそ自民党でも共産党でもOK。年齢層は中学生から80代までいる。仕事上は男子がほとんどだが、不思議と学生に限ると女子になる。なんでも、私と約束を取り付けた女子学生が同級の男子(森林学生)に一緒に行こうと呼びかけても、誰も行きたがらなかったという。私は嫌われているのか?

もっとも誰とでも無条件に会うわけではない。事前に用件を聞いて目的を確認している。また基礎的な知識をどれだけ持っているのかも重要だ。ときに「何が聞きたいのか」と問い返すと「なぜ森が好きなのですか」みたいなアホな質問を並べている場合はすっぱり断る。そんなことは会ってからの雑談ならともかく、質問事項に上げてくる時点で切り捨て対象だ。

そのほか基準はいろいろとあるし、とくに最近は厳しく相手を見極めている。仕事なのかどうかも重要だ。こちらだって時間を割くのだし、稔りなく会うつもりはない。仮に会っても、相手のレベルによっては「思いつき」レベルしか話さなかったりする。甘くないよ。
ただ学生には甘い。(女子大生にはとくに甘い……かどうかはわからない。)

それは、私自身が学生時代から多くの人に質問を投げかけ、情報を得ていたからである。多くは学者だが、本を読んだり雑誌でナニソレの分野の専門家だと知って、手紙を送った。今のようにメールはないし、電話をいきなりかける勇気もなかった。

内容は、今から考えるとおバカなものも多かったかと思うが、たいていは、ていねいに応じてくれた。

だから、今は恩返しの時期に来ていると思う。過去に世話になった人に返すのではなく、次の世代へ返す。それが私の流儀というか世代間で受け継いで行ってもらいたい。だから手間のかかる内容であっても、できるかぎり応じる。
学生は未熟なことも多く、つまらない質問(以前の知識不足)もあるわけだが、唯一の特権は突撃精神だ。恥をかいてもいいから会いに行く、質問をしてみる、という特権を持つ。持つが、活かす学生はどんどん減っているように思う。少なくなったその精神を持つ人の目をつぶしてはいけない、という意識を私の中にある。

別に教育しようとは思っていない。期待もしない。この人なら(この女子学生なら)何かをしてくれるのではないか、森林・林業界に新風を送ってくれるのではないか、なんて期待はしない。期待するというのは自分の思い通りになってほしいということだから、それはお門違いだろう。たかが森林や林業に(他人が)人生賭けるよう期待してはイカンのである。

どちらかと言うと、私は「考え方」を伝えたいと思っている。こういうケースもあるよ、このように考えるとどうなる、立場を変わるとこんな気持ちになるよね……。そんな攪乱するような情報をばらまいて、その後に何を考えるかはその人(学生)の問題。あえて言うなら興味の赴くままに進め。そして自分で自分の人生を選んでくれ。

それが私の“期待”だ。

 

 

 

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