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2021/06/06

駆除動物の運搬機材

森林総研関西支所の研究情報で、「森林内で捕獲したシカ個体を運搬する機材の開発」という研究を紹介している。

獣害対策としてシカやイノシシの駆除が進んでいるが、銃で倒しても、山の中から里に下ろすのが大変だった。昔なら、その場で解体してバラバラの肉塊を担いだり、2人で棒にくくりつけて担ぐ……なんてことをしていたが、今の時代にそれは無理だろう。

かといって駆除個体を埋めることもままならず(山の中で深い穴を掘るのは大変)そのまま放置という例もあるが、それでは腐敗して環境問題になったり、クマなど肉食獣の餌となったりする。そもそも法律違反でもある。もちろん、ジビエなどの資源にするのも難しい。解体まで何時間以内、という条件がつくからである。

そこで、森林内で倒してから運ぶ機材として、

1、簡易架線 2、電動クローラ型一輪車 3、携帯ウインチ

を開発したのだそうだ。詳しくは、リンク先の「研究情報」を読んでいただきたいが、それぞれの地形条件に合わせることになっている。

しかし、軽トラから架線を引くのは、ちょっと手間であんまり現実的でないような……。ウインチもいいが、地面をずるずる引きずると毛皮が引き裂けるかもしれないなあ。電動一輪車は、農業用などにもあったが、それを山の中を走らせられるか?

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実は、同じような発想で開発されたのが、「山猫」。岩手の小友木材店と和銅産業のコラボで小規模木材運搬車として考えられたが、使い道としては駆除個体の運搬も入っている。こちらは、以前私が紹介して実験場の募集をしたのだった。

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実はほかにも、開発に取り組んでいる人もいる。わりとニーズはあると見込まれているのだ。

 

 

 

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