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森と林業と田舎の本

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2021/07/21

枝葉だけでも盗伐?

メールで問い合わせが来た。

四国の某県なのだが、ヒノキ林に漁協の軽トラが止まっていて、そこでヒノキの枝を高枝切りバサミで切り取っているというのだ。それも1ヶ所だけでなく、何カ所も。そして一度だけでなくここ数年続いているらしい。かなり組織的な収奪である。

その漁協の内部の人に聞いたところによると、ヒノキの枝葉は大型冷蔵庫に搬入されており、直販市に出す商品の陳列や商品発送時の彩りとして詰めているとか。つまりヒノキの枝葉を飾りとしているわけだ。

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1_20210721203201

こんな風に飾りつけている。

問題は、どうも無断で伐っているらしいこと。山の所有者に断りを入れた気配がないという。これって、盗伐?

さて、どうだろう。無断で他人の山の木を枝葉といえども勝手に伐っていたら、これは窃盗だ。しかも少量・その場限りではなく、定期的に商品として盗んでいる。

ただ、ここで難しいのは、ヒノキの枝葉に価値をつけることはできるか、という点である。昔は、それこそツマモノとして一定の人気があった。いや今も多少は需要はあるだろう。ヒノキもスギも、木材だけでなく、樹皮に枝葉に、なんでも商品として扱っている時代もあった。
しかし現在は、実態としてヒノキ丸太一本だって何千円しか値段がつかず、その枝葉は捨てている。つまり無価値扱いなのだ。

もしこれが、所有者の許可を取っていたり、伐って捨ててあるものを採集しているのなら問題にしづらい。ただ、生きて立っている木から切り取っているのは、樹木を傷つけたとして賠償責任を追求できるかもしれない。

法律的な判断もだが、林業家としての判断はどうなるだろうか。

 

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コメント

そもそも不法侵入ですからね。
田中山林に黙って入って檜の枝葉を頂く(価値ないし)
それが許されると言うか、
本人が「これくらい」と思うのであれば・・・
田中庭園に黙って入って(価値のない雑草などを)頂いても、
本人が「田中さん今日いないし・・・」
と思うとは考えられない。
最近ヒノキのアロマが流行っているが、
全国で漁協の人経由で安く檜の枝葉が入手できる?
全体のデザインが見えていないのか?
林業かとしては、「高所枝払い作業請け負いますから、廃棄するのなら枝葉ください」って言って欲しいかな。
既得権の上にあぐらかいて改革のしない人達・・・
まー、漁協の人だから・・・
類推すれば・・・農協の人だから・・・
(言いたかったのはここからか?)森林組合の人だから・・・

枝葉を欲しいのは理解できる・・・その後の工夫は?
それが出来れば・・・衰退はしていない。

んー、ヒノキの枝は購入補助金を漁協に認める様にロビー活動をしよう!!!!ぐらいかな。

私のところに問い合わせがあったわけだから、それなりに問題意識はあるわけです。そこの漁協の組合長は何かと指摘される人らしいし。
ただ、どのように追求するかは難しい。

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