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森と林業の本

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2021/07/04

ダンゴムシと似て非なるもの

生駒山中で見かけたのは、これ。

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おや、ダンゴムシか。。。。と思ったが、ちと姿が違う。ダンゴムシと言えばオームのような芋虫ぽい丸みを帯びた体つきのはずだが……。

ちなみに日常的に見かけるダンゴムシは、正確にはオカダンゴムシというヨーロッパ原産の外来種だ。在来種は森の中にいて滅多に見かけないと聞いているので、すわ、これこそ幻の在来ダンゴムシか! と思ったのだが。

調べてみると、これはダンゴムシではなく、ワラジムシぽい。ちょっと色が濃いのが疑問だが。いま一つ決め手に欠く。こちらも私はほとんど初見だ。

ワラジムシはダンゴムシと同じく甲殻類で、食性も生活誌も何もかも似ているが、わずかに両端がすぼまっていることや動きが素早い点がダンゴムシと違う。ワラジムシ類は世界に1500種以上いるが、日本にいるのは約100種類ぐらいらしい。ダンゴムシより遥かに種類が多いようだ。
ただワラジムシは全国にいると言うものの、主に生息するのは北海道と東北地方。東日本が圧倒的だ。だから私も、これまでワラジムシを見なかったのだろう。もっとも、観察した機会がないから、区別できないが。

気持ち悪いって? そうした虫嫌いの人は見ないでください。代わりにアジサイのお花写真を。

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森林学・モノローグ」カテゴリの記事

コメント

これはおそらく「シデムシ」の幼虫ですね。生物の死肉などを食べるので死出虫と名付けられたとか。成虫になるとコガネムシのような甲虫になりますが、成虫も死肉を食べるようです。(種類によっては腐植を食べるものもいるとか)

はい、ほかの皆さんからも指摘があって、シデムシの幼虫だろう、と。
昆虫のシデムシなのに、等脚類と似ているというのも面白いですが、皆さんのご指摘が勉強になります(^^;)。(私の勉強不足がばれる……。)

しかし、ダンゴムシの可愛さはなく、気持ち悪いですね。

既に正解が出ていますが、オオヒラタシデムシの幼虫でしょうか。
芝生などでよく見かけますが、この形態が幼虫であることは最近知りました。

ダンゴムシなどは等脚類で、たしか足は7脚くらいあったはず。シデムシは昆虫(3脚)なのに、なぜ幼虫はこんな姿をしているんでしょうね。

現場で引っくり返して腹と足を見ておけばよかった。

すいません、投稿してから時間が経って、そろそろこの記事目にする人減ったと思いますので書き込みます。
見る限り、おそらくシデムシの幼虫です。

このコメント、消していただいて構いませんので。

はい、コメント欄を読んでいただければわかるとおり、皆さんシデムシだ~の声花盛りです(笑)。

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