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森と林業と田舎の本

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2021/08/23

シカは増え続ける!

森林総合研究所の研究成果選集を見ていたら、こんな項目があった。

ニホンジカは2050年までにその勢力を全国に拡大すると予測されます

わーい、シカは増え続けるぞ\(^o^)/。。。

シカの分布を中長期的、広域的に予測しました。
その結果、生息分布確率50%以上の地域は2025年に国土の約7割、2050年には約9割を超え、新規植林地における苗木被害、成長した林分における剥皮被害が懸念される地域も拡大することがわかりました。

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シカの研究を見ていると、シカが減る要因が見つからないとある。どんな条件でも増え続けるのだ。餌が減っても、個体が小さくなるなり、これまで食べなかった植物を餌にするなりして、生き延びる。狩猟圧が高まっても、その繁殖力で乗り越える。人間様以外で、もっとも繁殖力が高いのではないか。
シカし、シカだって生態系の一員なのだから、野放図に増え続けることができるとは考えにくい。何か個体数を調整するファクターがあると思えるのだが……。 分布域が広まっても、生息数が横ばいになる可能性だってある。

やっぱり、人間様が森林環境を破壊しまくることかもしれないなあ。

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この2冊をよろしく(^o^)。

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ナラシカ・動物・獣害」カテゴリの記事

コメント

荒廃森林とか手入れ不足な森林とか言われて久しいですが、石器時代~戦前まではずーっと森林からの収奪で(明治に一時期造林時代もありましたが)、今とは比較にならないほど森林は荒廃(破壊?)していたんですよね。特に太古から人口の多かった西日本では。昔は鹿の個体数が多くなかったのは狩猟圧ももちろんですが、やはり森林がなかったのは大きいのだと思います。拡大造林期まで開発のなかった奥山や亜高山はシカの生息にはあまり適さないですし。

私も『獣害列島』と『鹿と日本人 野生との共生1000年の知恵』の執筆のため取材や資料を読み込み、ずっと考えたのですが、その結論は「そもそも森林が荒れていた」から増えなかった、です(^o^)。
もっとも森林が豊かな時代(1970~90年代)を基準に考えるからおかしくなる。

シカが増えている最大の要因は、温暖化による積雪量の減少だと思います。特に北海道は、積雪の少ない道東に分布していたものが、積雪量の減少により道央道北へと分布を広げているようです。
本州でも、積雪の多く生息していなかった地域(主に日本海側)にも徐々に分布域を広げているようです。
シカはかつては何年かに1度は冬の大寒波で大雪により足が雪にはまり動けなくなり凍死し、冬を越えられず、生息数が激減する年があり、そうやって生息数が保たれていたという話を聞きました。積雪深が1mを超えると足がはまって動けなくなるという話もききました。そういった自然のコントロールが機能しなくなっている。シカの生息数阻害要因が取り除かれれば、増加の一途といえるでしょう。

それは北海道の毛路秘すですね。もともと雪の降らない九州でもシカは増えていますから、積雪だけで説明できません。
また温暖化と言われつつ、気候変動ではときにドカ雪が降りますが、その後シカが減ったという調査結果は出ていません。
もちろんオオカミ絶滅も関係ないし、ハンター減少も嘘だし(60年前と比べると増えている)。
野生動物の生息数は、まだまだ謎が多いのです。

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