バイオマス発電、10年後コストは最高値
総合資源エネルギー調査会という経産相の諮問機関があるのだが、その中に発電コストワーキンググループという審議会がある。
そこで2020年と2030年の各電源別発電コストの試算を出していた。それが笑える。
どれだけコストが変わっていくか見てほしい。とくにFITで割高な電力料金を取っている再生可能エネルギーほど、どれだけ安くなるかが重要だろう。なぜなら発電開始して20年後にはFITは消えるのだから。
上と下を比べると、いずれもそこそこコストを下げているように見えるのだが……。石炭や石油が少し上がっているのは、むしろ使わなくするためでもあるのだろう。
が、バイオマス発電(専焼)はというと……。なんと、まったくコスト削減なし! 10年経っても、まったく変わらないというのだ。なぜなら燃料費が大半を占めていて、燃料となる木質バイオマスは年々集めるのが難しくなるから。技術革新とかスケールメリットもほとんどないのである。それでも必死で現状維持を保ったわけか。kWh当たり29.8円のままだが、これって、再生可能エネルギーの中で最も高いのである。
中小水力や地熱も、ほとんどコストは下がらない。その点、陸上風力や太陽光は、かなりコスト削減ができる。
これって、致命的じゃない? FITが切れたら即停止。即廃業するのは間違いあるまい。全国にバイオマス発電所の廃墟が生まれるかもなあ。
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