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森と林業の本

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2021/09/26

ラクウショウの丸太

散歩シリーズ……というわけではないが、今回歩いたのは某生駒山系北端の森林公園。そこで見かけたのが、こんな木の伐倒。

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おや、スギが伐られている、幹に割れているところもあるから風で折れた木を処分したのかな……と思ったが、周りを見ると、ここはラクウショウのコーナーであった。

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ラクウショウは北米原産の外来種だが湿地によく生える。そして気根を地面からニョキニョキと突き出す姿がちょっと面白いから、わりと公園に植樹しているを見かける。葉はメタセコイヤみたいに鳥の羽根っぽい。道沿いに植えられると街路樹ぽくもある。来訪者向きなのだろう。

ラクウショウは落羽松と書く。冬には葉が紅葉して落ちる落葉針葉樹だ。ヒノキ科だからマツ科ではない。もう一つの名前がヌマスギ。そうか、スギと呼ばれるように樹皮の様子がスギに似ているわ。成長は早いようだ。

ふと、せっかく伐ってあるのだから、どんな木目で材質はどうなのかと思って覗きにいった。

3_20210926162201

なるほど。木目は荒いが、スギに似ているかも。軽いし、成長早いし、沼に生えるんだから腐朽にも強いだろう。この丸太も伐って捨てているみたいでもったいない。木材生産用に植えてもいいんじゃないの? 傾斜のある山ではなく、水がたまりそうな谷に(^^;)。

 

 

 

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