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森と林業と田舎の本

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2021/10/27

労働組合の機関誌に寄稿

東京土建一般労働組合が発行する「建設労働のひろば」という機関誌(季刊)に寄稿を求められた。

テーマは「ウッドショックから見える日本の林業」。

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労働組合が、こんな雑誌を出しているのか、とちょっと驚きつつ、これはチャンスだ、林業労働の現場の話を書くぜ、と発奮。

ウッドショックに関する記事は、すでにいくつも書いているから、同じものじゃつまらないし、そもそも視点が違う。林業や木材産業ではなく、建築現場からの視点で、日本の林業を紹介するのは面白いかもしれない。私は、かねがね日本の林業問題の根幹は雇用にあると思っている。成長産業化なんて言う前に、ごく普通の会社並の雇用と待遇にするだけで、日本の林業は立ち直るんじゃないか。

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わりと量も多い(6ページ)だし、どうせなら赤裸々に……。

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労働組合の読者だもんね。やはり雇用形態の特異さから入り、危険性、そして教育まで……。『絶望の林業』ウッドショック編だ!
私の知る建設労働者のイメージからすると、「自分たちは危険な仕事をしている」意識が高い。たしかに建設現場も危険だが、林業は全然違う危険性が満ちている。しかも、それをなくす安全教育が極めて脆弱。必死で取り組んできた建設現場とは雲泥の差だろう。

とはいえ、要望に合わせてウッドショックの裏側や解決方法などにも触れましたがね。経営者が読むことはないだろうが……。とにかく結論的には、双方の現場労働者は相手の現場事情を知れよ、ということになるだろうか。林業従事者は建設現場を、建設労働者は林業現場を。

その点からすると、ウッドショックは相手の現場に興味を持つきっかけにはなったのかもしれない。

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コメント

木材業界は、同じ危険な作業に従事している業界として、建設業界を見習うべきでしょう。労働災害撲滅の為に行う安全管理を始めとした施工管理がしっかりと出来ていると思います。
国家試験である施工管理技士の合格者を配置し、安全第一で上品質な作業を工期内完成で目指します。当然、写真管理等の書類整備をしっかりと整えなければなりませんが、現場管理費・一般管理費等が加えられ、結果適正な価格で作業が出来る様になります。
程良い価格の仕事を受けた会社が、作業の安全にさらに目を向ける事になれば、安心して林業と言う生き方を目指せる様な気がします。

林業界だって、規則としては安全管理はそこそこ整備されているのだけど、ようは守るかどうか、当事者の意識がどこまで高いのか、という点が怪しい。
逆に言えば建築土木業界は、そこそこ守られている。(現場に手抜きはあるものの。)
その違いを考えないといけませんね。

あ〜守りませんね。
◯✖️△作設指針とかも、せっかく作っても守らないので、豪雨の後には作業道崩れまくります(笑)
全てがそんな感じです。

地上権が消える?分収造林裁判でびっくりの判決

私がこの記事の裁判の原告です。
田中様の記事は裁判をしていることもあり、良く見ておりおりました。もしこの裁判の内容を確認したいとの事でしたらご協力いたします。(内容にもよりますが。)
私は70歳の年金生活者です。山林は約50ha
弱あります。今回公社の方針に賛成できなかったので契約の解消を求めたのです。

これは、原告の方が直接ご連絡いただけるとは!
今回の判決は、とりあえず勝訴かと思いますが、肝心の山林を今後どうするか悩ましいですね。

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