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森と林業と田舎の本

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2021/12/09

ニオイ木って何?

たまたま目にした記事。山形県置賜農業高校園芸福祉科が、消臭効果があるとされている「ニオイ木」の研究を続けている……というものだ。

すると不快臭の原因となるアンモニアガスと硫化水素ガスに対し、空気清浄効果で有名な観葉植物「パキラ」と比べて、ニオイ木が6倍の吸着能力があることを証明した、というのである。

この記事そのものは面白い。農業高校の生徒が外部から研究依頼を受けて、いろいろ挑戦して,ついに証明した、というのは絵になる。

ただ気になったのは、「ニオイ木」って何? という点。

こんな植物は知らない。おそらく山形県か東北の地方名なのだろうけど。検索しても、グーグル君には登場しない。あえて言えば、この置賜農高の研究を紹介する記事があるだけ。しかも近年は減っているので栽培方法も研究するというのだが、どうも確立した技術がないらしい。

いろいろ断片的な情報から調べると、ようやくクサギのことだとわかった。クサギは臭木と書くが、臭いをニオイと読むのかも。

しかし、クサギとはその名の通り臭い木なのだよ。それが消臭効果というのも面白い。それに減っている? 西日本だとどこでも生えているような気がするけどなあ。もともとパイオニア植物だし、わさわさと生えて、それを切ると臭い……というイメージがある。

それでも置賜農高では、組織培養に成功して効率的な増殖方法を実現した。そして品質や環境に配慮した花卉生産の国際認証「MPS」を取得したという。この認証も初めて知ったが、それを地元の深山和紙を製造する企業に依頼して製品開発するまで進めているという。

雑木林の雑木、というよりほとんど雑草みたいな低木が、ここまで資源となるのはすごい。農業高校もやるねえ。

昭和天皇ではないが「雑草という名の草はない」のであって、それぞれの草木にはさまざまな特徴があり、それを活かせば商品化も可能なのかもしれない。

Photo_20211209220801 ニオイ木ならぬクサギ。

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