スウェーデントーチ?
ホームセンターで見かけたもの。
スウェーデントーチだそうだ。単に短い丸太に切り込みいれただけ(^^;)。でも、その切れ込みに火を入れる(紙でもいいし、燃えさしでも固形燃料でも)と、よく燃える。しかも、切れ込み部分が五徳となり、丸太の上面に鍋などをおける。すぐ沸くのだ。また火持ちもよい。丸太の大きさ次第だが、数時間は持つ。
この商品の樹種はわからない。ちょっと細いな。どこでつくっているのかラベルをよく見ればよかった。まさか(スウェーデンからの)輸入物ではないだろうな。
しかし、私がこうした丸太の燃やし方を知ったのは20年以上前。その時から「これは商品になる!」と言って周りに勧めてきたのだが、なかなか普及しなかった。奈良県では森林技術センターで燃焼実験までやったのに。
ただし、当時は「木ろうそく」とか呼んだ。ちょっと耳で聞いただけなら意味がわからないので、切り株コンロと呼んだり、最近はログファイヤーなんて言い方もあるらしい。でも、スウェーデントーチというのはどこから? スウェーデン製があったからか。
私もつくったことがあるが、スギはよく乾燥していないと上手く燃え上がらない。見た目はよくても芯が湿っているのだな。
それにしても……このホームセンターではよく売れているのか、底を尽きかけている。
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ベトナム産のアカシアと書かれていますね。スウェーデントーチは林野庁の「日本美しの森 お薦め国有林」とコラボした某キャンプ作品で登場したので人気になっていますね。
投稿: 0 | 2021/12/05 09:05
あ、ホントだ。書いてある(笑)。ちゃんと読まねば。自分が撮った写真なんだから。
しかし、この程度の加工なのにベトナム産というのは情けないなあ。どこの林業現場でも副業的につくれるのに。
投稿: 田中淳夫 | 2021/12/05 09:31