『虚構の森』、品切れ?
福島県の郡山ジュンク堂書店の画像を送ってきていただいた。ありがとうございます!
じゃん。『虚構の森』が平積みだ。目の高さだから、なかなかよいポジション(^o^)。
それで気づいた。私はまだ拙著を書店で見ていない! これはイカンでしょ。本当に並んでいるのか。はたまたネット空間の幻か。
というわけで確認に走る。と言っても、身近な書店は小さくてこの手の本はなかなか扱われない。そこで車を走らせ奈良ジュンク堂へ。そこで書棚を渉猟するが……植物・林業の棚にない。科学の棚にない。環境の棚にない。。。ノンフィクション棚もなかった。そこで店にある検索機に走る。署名を打ち込んで、と。ほら、出た。
ん? 在庫0冊……! なんだそれは!! まだ新刊だぞ。発刊されて2週間経っていない。もしかして、品切れになるほど飛ぶように売れているのか? いや1冊しか入荷せずに、それが売れたら、はい、オシマイってケースではあるまいな。(以前出版した版元にはそうしたところがあった。補充しないのだ。)
もちろん、私は「補充を希望」に訴えましたよ。
代わりにあったのは、こちら。
『絶望の林業』が今も平積み。かなり冊数もあったぞ。これで許そう……そんな問題じゃないなあ。新刊なんだから早く補充してくれ!
そして、つい衝動買いした本がこちら。
3000円超すので、さすがに躊躇したし、その分厚さを手にとって読み切る自信がわかなかったが、ええい、ままよと……。
実は、本庄幽蘭に興味があったのだ。こんな女性好きなんだな(笑)。
新聞記者、保険外交員、ホテルオーナー、女優、辻占いの豆売り、日本語教師、活動弁士、講談師……転職50回以上、50人近い夫を持ち120人以上と交際し、日本列島、中国大陸、台湾、朝鮮半島、東南アジアに神出鬼没、明治・大正・昭和を駆け抜けた毛断(モダン)ガールの本家本元、本荘幽蘭(ほんじょうゆうらん)謎に包まれた生涯を、丁寧に追った傑作評伝。
その証拠に20年近く前に、こんな記事を拙HPに書いている。娼婦になりたかった本庄幽蘭
当時は全然正体が知れなかったのだが、興味津々。しかし、まとまった資料があるわけではないのに、よくぞここまで詳しく調べたことに驚く。すると、これまでの噂のような姿とは少し違うようだ。また読むのはこれからだが、そうとう知的で深慮、才気煥発で、でも豪傑で行き当たりばったりで、そのうえ淫乱だった? しかし、その人脈は頭山満や宮武外骨、出口王仁三郎、女優俳優の数々、そして総理大臣まで広がるのだから凄まじい。
でも、これを読む前に、本屋で『虚構の森』が並んでいるのを見たい。 目撃した人は、証拠写真を添えて送ってください<(_ _)>。
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