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森と林業と田舎の本

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2021/12/12

宇野峠の土倉庄三郎顕彰碑

ふと思いついて、奈良県五条市の宇野峠に出かけた。

土倉庄三郎は、奈良の五条から吉野までの東熊野街道の建設にも関わっている。奈良盆地の縁、吉野川沿いルートかと思いきや、山越えルートもあって、巨岩を打ち割って切り開いたとかで莫大な金がかかったそうだ。その顕彰碑が、宇野峠に建てられているのだ。

私は以前土倉庄三郎を取材していたときに、可能な限り庄三郎が関わった場所を訪ねたが、なぜか、この宇野峠だけが抜け落ちていた。正直、碑自体はさほど大きくも詳しいものではなくて、それを見なくても記事は書けるし、その気になればいつでも行ける……という気分があったのかもしれない。

が、昨夜の深夜なぜか思い出して、場所を調べると、すぐにわかった。片道1時間ちょっとだ。ならば行くべ。

というわけで飛び出したのである。宇野峠には渋滞は別としてあっさり着いた。が、碑の場所が意外や難航。標識が小さなこともあるが、車から探していると、なかなか目に止まらない。多少、峠を行き来してようやく発見。

が、これが,また……。

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これはわからんやろ。標識の小ささに加えて、草ぼうぼうで見えない。しかも擁壁の向こう側。新たな自動車道が建設された際に、道筋から外れて、碑が追いやられたのか。

3_20211212163201

それでも碑をみようとしたのだが、この有様。幸い冬なので枯れているが、相当丈の高い草が繁っている。高さ3メートルはあるか。

そこで一念発起。顕彰碑を見る前に、草刈りと掃除だ。と車の荷台に積んである鎌などを取り出して草刈りをする。さらに埋もれていた碑の裾部分を掘る。徐々に土が流れ込んで埋もれてしまうとは想定外だった。

11_20211212163201

なんとか、ここまで回復。スコップがあれば周辺も均して、水があったら碑を磨くのに。それでも、ちゃんと碑文が読めるようになった。漢文だから、完全に文意をつかめなかったけど。ふいに100年以上前に心がもどる。(街道が完成したのは明治20年。)

何やら年末に良いことした、という気分になれる(^o^)。よい新年を迎えられそうだ。

せっかくの記念碑・顕彰碑も、メンテナンスをしないと忘れられてしまうなあ。そういや川上村大滝の「土倉翁造林頌徳記念」の巨大磨崖碑も、最近掃除をし直したそうだ。まだ終わってからの状態見ていないが、メンテも大切だよ。

 

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