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森と林業と田舎の本

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2022/01/19

幻の銘木座敷。その正体は?

某旧家の座敷を見せてもらいに行った。ここで使われている木は、ほぼ1種類。

滅多に出ない幻級の銘木だとか。かつて大阪では好まれたということだけど、今は知る人も少ない……。

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一応、木目のわかりやすいところを写したけど、この写真だけで樹種がわかる人がいたら、銘木マイスターでしょう(笑)。だいたい、樹木そのものが絶滅危惧種なんだから。

解答は、ずっ~~~と、下の方に書く。










答え。トガサワラ。別名吉野松。

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木製品・木造建築」カテゴリの記事

コメント

ご無沙汰しております。
トガサワラもここまで節がない松はほとんどなくなりましたね。
四国の方が所有されていた吉野松材や赤松材はほとんどうちが原木として買い取りました。
吉野松と呼ばれていますが和歌山県産松 龍神村周辺にもトガサワラは生えています。
自分は紀州松と呼んでいます。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%82%AC%E3%82%B5%E3%83%AF%E3%83%A9

ここ近年では奈良県産松としては宇陀市大宇陀産地の赤松、奈良市針町産地の赤松、宇陀郡御杖村産地の赤松が赤身が多くて、良質な松でした。
寒い地域で育った松のほうが目が詰んでいます、不思議ですね。

赤身の多い松は主に○○家住宅と呼ばれる重要文化財や指定有形文化財の復元材料として使われます。
重い屋根瓦を載せる建物が激減したので、梁材は完全に桧と杉にお株を奪われているのが現状です。
奈良~三重だけではなく全国的に98~99%がプレカット工法の建物になりましたからね。

写真のような構造材から造作材にこだわった旧家を手刻みの技術がある大工さんがメンテナンスしながら、大切に引き継いでいって欲しいです。

長文失礼しました。

山崎木材は、トガサワラも得意とするのですか。

この座敷の元にしたのは、胸高直径1・5メートルもの大木だったそうですよ。ただ座敷は、古びていてもう少し磨いてくれないと、写真に撮りにくい(笑)。

もうトガ座敷をつくろうとする数寄人はいないでしょうね。

写真のトガサワラのほうが経年変化で赤っぽいから、吉野郡天川村の標高1000m以上で伐採してくださっている松が全てトガサワラかどうかはわかりません。

うちの吉野松天川村産地は大きな特徴として赤松とは明らかに香りが違うこと。
杢目が日本栂や米松によく似ていること。
赤松に比べて、比較的赤身が多い材が育っていること。

吉野山は険しい斜面で育っている土壌が多いので、ねじりの繊維を持った吉野松が多く、赤松同様に反り狂いはでやすいです。
板材に木取りする場合はできるだけ平地で素直に育った松かどうかの見極めが必要になります。

トガ屋敷と同様に栂普請(つがぶしん)をつくろうとする数奇人も聞いたことがありませんね。

https://kinomemocho.com/zatu_Tsuga.html

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