首里城再建巡る動き急
先日、いきなり私の携帯がなり、見知らぬ人から電話があった。
内容は「例の木材の件だけど……」。例って、何だ。あ、ちょうどトガサワラ座敷のことを書いたからか?
が、話が食い違う。相手は不動産業者らしい。だいたい、どうして私の携帯の番号を知ったのか。え、木材業者から聞いた?
少しずつ整理して聞いていると、例の、とはこちらであった。
これは、今や手に入らないような大径木材を在庫している業者の話だが、この木材を買い取りたいというのだ。で、それは、どうやら首里城建設に使うためらしい。(この当たりを明確に言わないのが不動産業界の手口か。)
しかし、私に聞かれても困る。しかるべき業者との窓口を通してくれということで切った。これまでも問い合わせはあったが、いよいよ現実的な木材売買の動きに感じる。う~ん、私もブローカー的に振る舞って1割は斡旋料だぜ、と啖呵切ったらよかったかもなあ。
どうも、首里城再建の動きが加速しているようだ。
昨年もこんな記事を書いたが、各地で木材熱めが進んでている。またテレビにュースでは、長崎でも伐られたらしい。
佐世保市江上町のミカン畑の斜面に生える2本のマキの木が、首里城正殿の「向拝柱」と呼ばれる4本の柱のうちの2本とするため伐採されたというニュースだ。幹周り約2メートル40センチ。高さ20メートルほどで、樹齢は200年から300年ほど。これだけでなく、長崎県内からは松浦市や雲仙市からも合わせて7本が沖縄に送られるとのことだ。
かき集めた木材で、今年から建設が始まり、5年かけて再建する計画である。
しかし、トガサワラの件で知ったのだが、全国各地の木材業者はまだまだ隠し持つ材があるね(^_^) 。トガサワラだって、すでに伐採・製材済みの材が相当眠っているそうだ。ヒノキの大木もあるし、価格さえあえば、それらを放出するつもりの業者はかなりいる。首里城再建は、千載一遇のチャンスとみんな待っている。金に糸目をつけずにいるからなあ。
トガサワラの板。100枚くらいストックしているそう。「木材業界には闇があるんだよ」と教わった\(^o^)/。
私の所なんぞに問い合わせて来なくても木材はあるよ。金さえ出せば。
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