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2022/03/13

これから流行る?円柱

平城宮跡には、1300年前の建物が多く復元されている。その柱に注目。

2020-10大極殿内部の列柱。

Photo_20220313220701 宮内省の建物。

見た通り、柱は円柱だ。壁のあるところは角材だが、軸組としての柱は円柱。これが平安京に移って寝殿造となるのかどうか。

思えば、円柱こそ木材の使い方としては手間少なく無駄なく、繊維を断裂させずに強度を弱めず、もっともよい使い方のような気がする。それなのに、時代の流れは角材へと傾いていくのだが……単に組みやすい・建てやすいとか保管する・輸送するのに四角い方が都合がよかったからかなのか。建物の利用としても丸より角がある方がしやすかったからなのか。

まあ、それを否定するわけではない。しかし、機能はともかくデザインから考えると、現代には円柱がまたオシャレに感じるのではないか。

1_20220313164801

これは、先日訪ねた吉野の会社の社屋にあった円柱。これはヒノキの無垢で無地だ。どこを見ても節がない(゚д゚)。。。ちょっと簡単に手に入らないだろう。幻の逸品というところかな。触ると気持ちいい~。

しかし集成材の円柱とか、無垢で節は気にしないのならば、そんなに製造は難しくないのではなかろうか。

現代の家屋で円柱が使われているのは、せいぜい床の間の床柱に生き残っている程度かもしれないが、それも少なくなった。しかし洋室にも似合うし、構造材とインテリアのデザイン性が両立できる要素があるように思う。ギリシアからローマ建築に至る円柱の建築史を振り返れば、魅力いっぱいだ。何もエンタシス円柱にまでしなくてもいいから。レトロな雰囲気もかもし出しそうではないか。

もっとも製造すれば売れるというものではなく、やはり建築家・設計士に円柱を選ばせないといけない。挑戦する建築家を見つけ出し後押ししてほしい。私は、設計時の建材アイテムに円柱を加えると、内装に幅が広がると思うのだが、どうだろう。

 

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コメント

円柱の家というと増沢洵の最小限住宅が思い浮かびます。
プレカット・大壁の現代においては施工・流通の面では不利になりますが、円や曲線のある空間はとても柔らかく感じます。

「最小限住宅」というのがあるのですか。

円柱を構造材として使うのは現状不利な面が多いですが、インテリアの一角として取り入れるのなら、十分可能だし価値も高まると思うのです。

能代で円筒LVLを見ました。
ちょっと太すぎて一般住宅向けではないと思いますが。
https://peraichi.com/landing_pages/view/noshiro-watanabe/

こんな円柱製造法があったのか!
これは目からウロコだ(笑)。なるほどLVLなら可能ですね。

しかし、このサイトの作品は、みんなユニークですね。こんなのを待っていました。

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