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森と林業と田舎の本

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2022/05/13

河川敷の木は伐るべき?

このところ、河川敷木の処理についての記事が目に止まった。

北海道で「木材バンク」ができた、とあるので、てっきり古材のことかと思えば、河川管理で発生した伐採木を公開する「木材バンク」だった。主体は、北海道と北海道開発局の管轄河川で伐採した樹木で、この木を希望する事業者や住民らに提供するのだそう。北海道開発局のHPで公開し、集積場所や伐採予定時期、集積量などを一覧確認できる。そこに応募するのだ。

木材バンクのURL

これを『ゼロカーボン北海道』につなげるのだと。なかなか大げさである(^^;)。ただ主な事業者というのは、バイオマス発電業者らしい。まあ、山の木をバイオマス燃料用に伐採するのに比べて、ずっと健全である。

富山県でも、富山河川国道事務所が河川敷などで伐採した樹木の無償提供を始めたとの告知。こちらは、直に市民が取りにいってよいらしい。
主に常願寺川沿いで伐採したヤナギやニセアカシアなどおよそ1500本を伐採して提供したという。道事務所では、河川の管理に支障が出る樹木を伐採していて、処分費用の削減と資源の有効活用を目的という。

市民は、それを自分の車に積んで持ち帰る。チェンソーで丸太を薪用に短く切ることもする。用途は燃料や園芸などだが、販売目的での引き取りは禁止というが、区別はつくまい。ちなみに軽トラック1台分の薪を購入すると4万円から5万円するというから、それを無償で手に入れられるわけだ。薪の価格は馬鹿にならないことを改めて感じる。

 

それはともかく、河川敷の木というのは河畔林ということになるのだろう。河川敷に木が生えていたら、増水時に氾濫の元というのはわかる。しかし、近年は河畔林の保護とか復元がよく謳われているのに、それと伐採の線引きはどのように取っているのか。そもそも市街地地域を流れる河川の場合は、河川敷こそが「緑のベルト」「緑の回廊」として強調されている。実際、植物だけでなく昆虫や鳥獣類など動物にとっても貴重な住処なのだが。

2_20220513205501

こんな河畔林も伐ってしまうのだろうか。むしろ気候変動対策も引っかけるのなら、植林面積も増やさないといけないが、河川周辺の土地利用は意外と盲点かもしれない。これまでひたすら排除されてきたから。今後は検討の余地ありではないかな。

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