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森と林業の本

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2022/05/15

「伐採が活発な地域」地図

某要件で検索していて、たまたま引っかかった林野庁のパワーポイントデータ。

これ、何かのプレゼンに使ったのだろうが、その中に「伐採が活発な地域」の地図が載せられていた。私の要件とは離れて面白いので、保存してしまった。

Photo_20220515222701

南九州4県(大分県含む)はもちろん、北東北、北海道までは、そうだろうなと私も感じていた地域だが、そこに栃木・茨城両県と、広島・岡山両県が加わっている。都道府県単位なので、北海道などは北方領土まで塗られているが、だいたいの感覚と合致する。むしろ宮城県も入ってしまうのかあとか、四国は入らないんだなとか。

「伐採が活発」という定義も問われる。「総蓄積のうち、伐採立木材積が1・4%以上」という定義はどんな基準なのだろう。森林計画抜きで伐っているところもあるし、令和5年時点の平均を推計って……。ただ、全体の傾向としては納得。

やはり大型製材工場があるところ、バイオマス発電が盛んなところ、という見方をすべきか。

いくら計算上は「森林の成長量以下の伐採量」を謳っても、必ず地域的には過伐となり、資源を枯渇させ森林生態系を破壊していくのは間違いない。統計上の数字だけだと、アマゾンやボルネオでも「成長量以下の伐採」になりかねないのだから。

 

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