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森と林業と田舎の本

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2022年7月

2022/07/31

マンディ、マンディ!

このところ1日に幾度も風呂に入っている。正確には水浴びしている。

とにかく暑いからね。一度家を出て帰っていたら、まず水を浴びて汗を流す。夕食後にはぬるま湯の風呂に入る。寝る前にも水を浴びる。体を冷やしてから寝床に入ると、エアコンなしでもよく寝つけることに気づいた。

この3回を基本にして、気分次第で水浴を繰り返している。別にエアコンを節約、ということではなく仕事中はかけているが、熱くて汗だらけのときは、エアコンを効かすより水を浴びるのがてっとり早いと気づいたから。

実は、こうした作法?を覚えたのは、若いころボルネオに通ったから。あちらでは水浴のことをマンディ(マライ語)という。MandIと書く。ホテルにもバスタブというよりはマンディ用の水瓶があったりする。さらに天然の川やため池のことも多い。泥水ぽく見えるが、かぶるのは雨水だったりするが、その後川に飛び込んだりもするので一緒(^^;)。とにかくすぐ水をかぶる。

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ここは湿地帯につくられたスラム街。そこにもマンディ用のスペースがある。私は1週間ほど泊めてもらったが、よくマンディをしていた。みんなでマンディしつつよもやま話をすることも多いので、マンディとは井戸端会議を意味することもある。

すると気分が変わるのだ。暑さを忘れる。現在の日本は、当時のボルネオ並の暑さだから、当時の経験が生きている(^o^)。

日本でもやらないかな。

2022/07/30

自家製お箸は無駄?

先日、山を歩いた際に、コンビニで弁当を買って持って行ったのだが、いざ食べようとしたら箸がなかった(> <;)。

割箸もらったつもりだったんだけどなあ。ザックにはマイ割箸も入っていないし。

手づかみで食うか、とおにぎりを一つ食べたところで、なんだ、つくればいいやん、とナタを取り出す。

近くの木を伐って、枝を削って……意外と面倒(^^;)。ナタだと細かな細工ができん。手に入る木の材質も、箸向きかどうか。

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というわけで、こんな出来ばえで、残りを食ってしまった。正直、自分が食べるだけなのだから手づかみでも枝でもなんでもいいんだね。ほかにパンも持っていたし。

ある意味、自分で箸をつくるというのは、趣味の世界だと今頃感じた次第。出かけたか先で、箸をつくる時間や手間が無駄と思ってはできない。食べている最中に時間をとられたくないと思ったらていねいにつくらないわ。つくるなら、自宅で作業したほうがよいだろう。
今後は、既成の割箸を「マイ割箸」として持つことを忘れないようにしよう。

 

 

2022/07/29

「乾燥」という魔法

木材は乾燥させないと使えない、乾燥剤と未完乾燥材は別物……とよく聞く。実際、木を乾燥させると寸法は変わるし、重さは変わるし、強度も何もかも変わる。見た目もかなり変わる。

という話をするつもりはなくて、たまたま見つけたお菓子というかおつまみがこちら。

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 愛媛県の柑橘類の実を薄切りして乾燥させたもの。ただ、それだけ。シトラス・チップスというそうだ。かじるとよく乾燥しているので、パリパリと割れて口の中でふやける。ほのかに甘く、また渋みがあったり、香りもそれぞれ違う。しかし何も味付けしていない。砂糖も使っていないそうだ。皮も美味しい。口の中で柑橘にもどる。

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種類は7種類ほど(温州みかん、愛媛果試第28号、伊予柑、河内晩柑、はるか、ブラッドオレンジ、レモン)混ぜてあるのだが、なんともシンプルで美味い。酒のつまみにもってこい……と思ってから、あえてチップを酒(今回はジンソーダ)に漬けてみた。
しばらくすると、乾燥チップがほぐれて生っぽくなる。果汁が溶けだす。これはジンリッキー(ジン、ソーダ、ライムのカクテル)だね。入れたのはライムじゃないけど。

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そこでふと思いついた。木材も、乾燥を通してこんな変化(へんげ)を見せられないか。7つの樹種の板を乾燥させて違いを楽しむ。何の違いか。内装材というのはアリキタリだな。やはり、かじらせるか(笑)。鉋屑に調味料をしみこませて乾燥させたら、珍味として売れるような気がする。

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こちらはダイソーで見かけた。「枝をかじってストレス解消!」とあるから、えええ、そんな商品あるの? と驚いたのだけど、よく見ると「小動物」用だった(笑)。リスとかハムスターにかじらせるのか。これの人間版を出してみたらどうだろう。食い物にすると、木がもっとも身近になる。

 

2022/07/28

庭の“熱帯雨林”で「商品開発」実験

今年の我が家の庭は一味違う。

私が植え付けたのだ。キュウリ、ミニトマト、ゴーヤ、シシトウ、トウガラシ、そして青ジソ……もある。

問題は、それをほとんとゴッチャに植えたこと。同じ畝に。同じ支柱で組んだ棚に。それぞれが蔓植物系なので、巻きついていく。最初の頃は、どこに生えているのが何かわかっていたが、最近はもう入り乱れている。そして、もはや向こう側が見えない緑の壁となった。

実は、それを狙っていたのだ。隣の家からの目隠しにするつもりで。

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とはいえ、それぞれが稔る。あちらこちらにキュウリがぶら下がり、そろそろゴーヤも稔りだしたし、赤くなったトマトももはや鈴なり。

朝、それを探すのが娯楽と化している。どこで稔ったのか探さないとわからなくなり、気がついたら30センチ級の大物キュウリがちらほらとある。そしてシシトウやら青ジソも茂りすぎるから、切り捨てるほど。ただし多品種少量生産である。一つ一つは多く稔らない。でも、それでいい。食べきれないから。

ま、これが森林用語で言えば混交林、いや熱帯雨林と思おう(^^;)。「ドン・キ・ホーテ」ではないが、どこに何があるかわからない商品配列をして探す楽しみを与える店づくり。実際、収穫物が目的ではなく、収穫行為が目的というか。

それでも食べきれないものは、調理法を考える。デカキュウリは、炒め物や煮物にしてみる。最近は皮を剥き、種子を取り、瓜のような漬け物・ピクルス材料にもする。トマトもたくさん取れすぎたら、ミキサーで攪拌してゼラチンと砂糖でゼリー仕立てにしてみた。ゴーヤもいろいろ。シシトウも炒めたり煮たり。シソもいろいろ。今そこにある素材からさまざまな食べるものをつくる。

……そこから連想したのが林業の収穫物である。同じもの(たとえばスギ材を何万立米とか)ではなく、何種類もの木材を少しずつ収穫して、それぞれを売れる品に加工する。柱に一本しか取れないが、造作用や家具用、彫刻用、なかには薪にもってこいとか、アロマオイルが採れるとか、まず木があって、それを売れるように加工する。

これはプロダクトアウトの発想だ。売れるものをつくるのではなく、つくれるものを売る。

世の中、これまでは消費者至上主義に陥っていたのではないか。しかし物価狂乱が始まり物不足時代の到来だ。生産者主体の経済に重心を移すべきだろう。

 

2022/07/27

「無断伐採」届け出のむなしさ

林野庁が、届け出のあった無断伐採の件数一覧を公表している。

民有林の無断伐採に係る都道府県調査結果について

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「令和3年1月から12月までに情報提供や相談等があった事案について調査結果」だというのだが、具体的な県や市町村など場所や面積などは記されていない。しかも(盗伐ではない)誤伐も含めており、明確な(故意に伐採した疑いのある)盗伐はさらに少ないように読み取れるので、余計に実態がわかりにくい。まあ、たいていの盗伐は、初っぱなは誤伐と主張されるのだから怪しいのだけど。

今回の総計は105か所。うち故意のものが17か所。誤伐が67で、不明が21。ふ~ん。(笑)

相談件数とあるが、自治体窓口と警察窓口を比べると、警察の腰の引け方が想像できる。さらに立件数はいくつなんだ。相談しても盗難届を受け取らないのだから。そもそも届け出ていない無断伐採、山主が気づいていない無断伐採は含まれないわけで、実態は、これらの数字の幾十倍になるのではないか。

 

実は警察庁も内偵していると聞くが、県警に取り締まりのハッパをかけるためじゃなくて、県警の弱みとなるネタを握るためではないかな。

こうして無断伐採された土地も、統計上は森林として残る。帳簿上はすくすく育つ木が描かれて、森林蓄積とか炭素貯蔵とかの数字に計上されている。

 

 

 

 

2022/07/26

スキー場が潰れた理由

今日は早朝より1400m級の山に昇ってきた。これ、日帰りはきついよ……。

面白いのは、その山にはかつてスキー場があったこと。なんと森林を皆伐した跡にスキー場をつくろうと思い立ち、いきなり300人収容できる山荘を建てるわ、リフトも完備するわ。奈良県にそんなデカいスキー場があったとは感動もの。
もちろん昭和30年代の話だが。スキーが日本で広がり、ブームになると睨んだのだろう。この開発会社の社長、なかなか鋭い。その読みは当たった。たしかに、それから10年ぐらいすると日本中にスキー場がつくられるようになったのだ。奈良は先んじていた?

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昭和39年にオープン。 が、5年後に閉鎖される。なぜか。それが笑える。雪が降らなくなったとか、ではない。

そこまで開発したのに、スキー場までの到着する道がつくれなかった\(^o^)/。だからスキーヤーは歩いて山を昇らなくてはならなかった。

ちなみに私は、最寄りの駐車スペースから1時間50分でたどりついたが、なかなかの道であった。渡河すること何回か。ロープを伝わって渡るのだ。そこに梯子を昇ったり、崖に設置された橋を渡るのだが、どちらも腐っている……。かなりの急難コースだろう。道そのものはしっかりあるので迷うことはなかったが。これが夏の場合。雪があれば何時間かかるのか。

でも、5年間は登ってたどりつくスキーヤーがそこそこいたらしい。当時のスキー好きはたくましい。

当時は、もう少しマシな道でも着けていたのだろうか。しかし、ゲレンデとなる平原まで周りは急斜面ばかりである。山荘を築くのに資材搬入の道は入れたのだろうか。あそこに車で登れる道路をつくるのは当時も今も、かなり難関だろう。

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リフト跡か。残骸が各所にある。

伐採跡地をスキー場に、という先見の明はともかく、開発の順番が間違っとる。

目先ではなく、先を読むこと。流通ルートが大切なこと。どんな事業にも当てはまる。なんだか今もありそうな開発である。

 

2022/07/25

「主伐するとカーボンニュートラル」理論・林野庁版

Yahoo!ニュースで「木を伐り木材を使えば脱炭素? 摩訶不思議な理屈を断ずる」を書いたわけだが、これを読んである人から情報を提供していただいた。

それが、「主伐・再造林がカーボンニュートラルに欠かせない!」という理論。元ネタはアメリカの論文らしいのだが、それを林野庁が使っているというのだ。ある検討会(J-クレジット制度運営委員会・第2回森林⼩委員会)の資料として示されたものだ。

そこで私も勉強してみることにしてみた。いかなる理論で、皆伐した後に元にもどるまで何十年もかかる再造林がカーボンニュートラル(どころか、年々炭素を蓄積し続けるようだが。)になると説明できるのか。

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この図である。なんかすごいぞ。伐っても長命な木材製品、短命な木材製品、埋め立て、リター(落葉落枝)、土壌、バイオマス、そして再造林した樹木に炭素はたまり続けるらしい。すごいぞ。これで林業は二酸化炭素の吸収源だ。気候変動なんか怖くない!

となりますか。ええと、どこから突っこめばいいのかな(^^;)。短命と言っても30年ぐらい使われ続けるようだが。長命は40年? 代替製品てなんだ。合板か。バイオマスって燃やすんだよね。ここが肥大しているみたい。

皆さん、ぜひ考えてください。林業と地球環境の関係のよい頭の体操になりますよ。そして理解できたら教えてください。この図のおかしな点を。しっかり理論武装しておかないと、林野庁の言い分を鵜呑みにしてしまうからね。この小委員会のメンバーは見事ハマったらしい。カルト宗教みたいに。怖いよ。差し出すのは献金どころか地球の未来だから。

 

2022/07/24

ジン飲みの本音~フォレストジン

先日、東京を訪れた際に、面会する人は、場所として帝国ホテルを指定してきた。そして、ごっついステーキランチをご馳走になった後は、カフェに移ったのだが、そこでお酒を頼むようにいう。いや、まだ昼間ですし、お酒を飲んだら仕事に差し支えます……なんで言いながら、「ではジントニックを」と注文してしまう私(^o^)。

するとウェイターは「ジンは何にしましょう」と聞くのだ。さすが帝国ホテルのバー(からカフェに運ぶ)。ジンの銘柄を指定できるのか、と感動して、「ではシップスミスを」。シップスミスVJOPがお好みなのだ。

ところがしばらくしてウエイターは「すみません、シップスミスは置いていません」とな。結局、ビューフィーターにしたのだが……。

何をだらだらと書いているかというと、私はジン飲みだ、ということだ\(^o^)/。

このほど「フォレストジン」なるものが発売されたらしい。それも酒造メーカーではなく「日本草木研究所」というところから。

アルコール度数は45度で、内容量は500ml。

一口飲めば、魅惑の森林旅行。
木で酔う「フォレストジン」が新登場。
日本草木研究所では、日本の未利用木材を有効活用する香木酒「フォレストジン」を開発しました。
原材料の60%以上にスギ/ヒノキ/ナラの間伐材を使用し、そしてボタニカル原料の100%が国産野生香木という取り組みは、日本初の試みとなります。

Fe6cf29e36052a953c7c(研究所のHPより)

酒の製造者は、株式会社スティルダムサガと、佐賀県の会社になっている。ここ2020年に設立だと。それもジン専門?の蒸留所らしい。日本草木研究所も、イマイチ存在が不明確。

なかなかそそるではないか。でもお値段は、送料を含めると6000円を優に超える。500mlで。ちょっと手を出しにくいぞ。

そもそもジン飲みを自認しているから、昨今のクラフトジンブームは歓迎していて、各地の地場メーカーがつくるジンを試してみた。が、いま一つ満足していない。マズいんじゃないよ。味としてはそれぞれイケるものもあった。が、ジンとして美味いんじゃないんだなあ。

ジンとは、スピリッツにボタニカルと呼ぶ植物性のエキスを浸透させたものだが、基本はジュニパーベリー(セイヨウネズの実)にコリアンダーである。その風味なくしてジンとはよべない(個人の感想です)。ところが、日本のクラフトジンは、和製ボタニカルを意識しすぎてユズだ茶だヒノキだと懲りすぎて、肝心のジュニパーベリーの香りが隠れてしまっている。

というのが、我が不満。だから、結局は洋物のジンにもどってしまった。シップスミスは、その中でもジュニパーベリーにこだわったジンだ。(ちなみにシップスミス社は、現在サントリーが買収したので日本の会社とも言える。そういやサントリーの「翠」が売り出し中だが、私は鼻で笑っていた。ところが、先日たまたま飲んだら、意外や?イケる。ネズの松脂ぽい香りもかすかにする。価格も手頃で、お気に入りに入れた。サントリーやるじゃん。)

さて、このフォレストジンはどうだろうか。よくよくボタニカルを見ると、ハイビャクシンやネズミサシというセイヨウネズに近い種も入れているようである。

【味わい】
まるで深い新緑の森の中で深呼吸した時のような圧倒的な「森林感」を味わえるフォレストジン。ヒノキの枝葉から抽出する鼻を抜ける青いフレッシュな香りや、杉の林檎を思わせるたおやかな芳香、そして神事でも利用される高野山の霊木コウヤマキの酸味ある後味。ハイビャクシンとネズミサシは和製ジュニパーベリーとして機能し、スパイシーで華やかな風味が引き立ちます。

どうしようかなあ。試飲するには高すぎるし、製造母体もコンセプトも、何か不安。誰かお試しした人の感想を待ちます。

 

2022/07/23

玄関先のスギその後

これまで何回か紹介した、我が家の玄関先に生えてきたスギ。一時は枯れたかと思わせながら、すくすくと成長しております。

玄関先のスギ

現在は、こんな様子。

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枝か、葉が分岐したのか。幅広くなってきた。背丈も伸びている。もうすぐ階段の1段分を超えてしまう。そうなると足の運びが悪くなるので困る。伐るか?いや……。

ほかの草はさっさと引き抜くか切るか、除草剤で枯らしているのに、これだけ残していたら引き抜きにくくなったよ。

 

 

2022/07/22

夏はキノコの季節~キノコ目になる

どうやら、第2回目の梅雨明けが近づいているようで、夏本番。

でも、山は連日の雨で湿っている。こうした状態ではキノコ(子実体)がよく発生しているのだ。キノコは秋と思いがちだが、実は梅雨から梅雨明けの夏もかなり多い。

というわけで、暑い中、登りはイヤだなあと思いつつできるだけ平坦な森を歩いてみたのだが、よくキノコが目に入る。そこで見つけたキノコの写真を順々に撮ってみた。

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ああ、もう嫌になった。キノコを探し始めると、最初はポツポツと見つけるのだが、すぐ加速度的に見つかる。最初はアチコチ目を配っていたのだが、だんだんと歩いているだけで勝手にキノコの姿が目に入ってくる。これって、キノコ目とでも呼ぶのかね。目に映る映像の中でキノコ形の輪郭に頭が瞬時に反応するような。
しかしキノコの種類も形も色もみんな違う。生え方も千差万別。落ち葉に埋もれていたり、樹木の根から出たり、ほかのキノコの中から発生した別のキノコまであるぞ。さらにカサが下を抜いているものもあるし、カサがなくて潰れたような形もある。AIでも、それらをキノコと認識できるのか。

だんだん同じようなものは撮らずにいたり、半分腐っているから止めようとか、いい加減になってきた。多分、見つけなかったものも含めてこの数倍はあるかと思う。

やっぱり今はキノコの季節なのだ。

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2022/07/21

小笠原諸島で見つけた鳥類の骨の話

「日本の研究.com」に、こんな研究結果が載っていた。

外来種駆除後の鳥の増加は「回復」ではなかった! —小笠原の鍾乳洞で見つかった骨が明かす鳥類相変化—

詳しくはリンク先を読んでいただきたいが、概要を引用すると、

国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所と小笠原自然文化研究所の研究グループは、世界自然遺産に指定されている小笠原諸島の南島の鍾乳洞で多数の鳥類骨を発見し、人間が小笠原に住み始める前の海鳥相を明らかにしました。その結果、現在の南島では繁殖が確認されていない固有性の高い海鳥類(オガサワラヒメミズナギドリ、オガサワラミズナギドリ、シロハラミズナギドリ)が、過去には最も普通に見られる種類だったことがわかりました。(中略)
南島をはじめとした小笠原の島々では、ノヤギやネズミなど外来種の駆除を進めた結果、オナガミズナギドリ、アナドリ、カツオドリといった海鳥が増えています。しかし、これらの種は在来種ではあるものの、もともと主要な種ではなかったことがわかりました。これらは世界的に広く分布する移動性が高い種です。つまり、増えやすい種類だけが増えており、人間の入植前の海鳥相とは全く異なる状態に変化していたのです。(後略)

さらに簡単にまとめると、外来種を駆除しても昔の生物種が全部もどってくるわけではない、ということか。

まあ、それはその通りでしょう。が、私がこの記事に目を止めた理由は、全然違うところにある。それは小笠原諸島父島の南に付属する南島の洞窟で鳥類骨を発見していた…という点なのである。 もちろん、この研究よりはるか前に!

ここ、私は40年前に行ったぞ。そして鳥類骨を発見していたぞ! と叫び、いや言いたいのである(^o^)。

南島は、島全体が天然記念物に指定されていて、そこに上陸するのも1日の人数制限があるし、歩ける範囲や時間も決まっている。無人島なのでツアーに参加しないと渡れない。

だが、学生時代の私たちは、カヌーをチャーターして渡り、制限もなく、丸1日島で過ごして全島歩き回って探検した。主な目的は洞窟探しだが、地質や動植物への興味もあった。規制がなかったからこそできたのだ。

 

それで当時の写真を探してみる。

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この写真だけだと、砂漠に椰子の木か、と思わせる。全島石灰岩で断崖絶壁に囲まれているが、内陸部は砂の盆地であり、美しい日本離れした景色が広がっている。

そして洞窟は大小無数にあった。その中に鳥が住んでいたのである。

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上陸ポイントの鮫池を臨む大鍾乳洞。

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これは匍匐前進するような狭い洞窟の奥。鳥の鳴き声が聞こえたので、フラッシュを焚いてみた。カツオドリだろう。

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そして、骨!周辺には羽毛が散らばっていた。

当時私は、母島のオガサラワラオオコウモリ探しをしていて、母島の洞窟でも無数の骨を発見したので、すわ、コウモリがいた証拠!と色めき立ったのだが、持ち帰って鑑定してもらうとオオミズナギドリが大半だった。そしてがっかりしたのである。なんだ、鳥類の骨か、と。しかし、鳥類の骨としても貴重だったかもね。もっと調べたら絶滅危惧種のものも混ざっていたかもしれない。ちなみに当時は、それが新種だとわかっていなかったらしい。今ならどうなるか。

そしてほかにもすごいものを幾つも見つけたのだが……学生の悲しさか、その価値がわからなかった。写真ももっと撮っておけばよかった。

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これは、たまたま私の雄姿も写っていたので(^^;)。バックは扇池。その周辺にはカタマイマイの半化石がいっぱいあった。
しかし若いぞ。髪が長いぞ。痩せているぞ。

 

2022/07/20

Y!ニュース「木を伐り木材を使えば脱炭素?…」を書いた理由

Yahoo!ニュースに「木を伐り木材を使えば脱炭素?摩訶不思議な理屈を断ずる」を執筆しました。

これは『虚構の森』などでも繰り返し訴えてきたことなのだが、本気で脱炭素をやる気のない(世界中の)政府に向けている。

私は地球温暖化懐疑論者ではないし、ましてや気候変動で覇権を狙う国がある…などと陰謀論をぶつ連中を毛嫌いしている。また原子力発電推進が隠れた目的だったり、メガソーラーや風力発電を嫌うあまり、再生可能エネルギーを全否定してしまう運動家とも距離を置きたい。

ちゃんと気候変動に向き合え、と思っている。が、その対策たるや、どうひいき目に見てもCO2(だけではなく温暖化ガス全般)を減らすことにつながらないのである。こんなこと、科学者でなくてもわかるはずなのに。

森林吸収分を認めるのなら、新規植林だけだ。それとも人が手を付けない天然林をカウントすべきではないか。それとも、すべての森を対象にしてしまうか。そうしたらブラジルは、アマゾンの破壊を止めるかもしれない。森があるだけで、カーボンクレジットで金になるから。燃やしても、また木が生えてきたらカーボンニュートラル、なんていうからアマゾンの森を焼いて牧場にするのだよ。「焼いた跡をちょっと牧場にして10年で捨てるから、その後森にもどればカーボンニュートラル」なんて言い訳もできる。

 

ちなみに本文では、林野庁の「中間とりまとめ」を読んで気分が森下がる、と書いたが、誤字というか変換ミスである。が、なかなか森が下がるってピッタリじゃない?と思って残した(笑)。まあ、「気分が盛り下がる」なんて表現そのものがないのかもしれんが。

 

 

2022/07/19

「他人の山でも蔓を切る」?

実は、土倉庄三郎の本の改訂版を出そうとしている。『森と近代日本を動かした男 山林王・土倉庄三郎の生涯』(洋泉社)を出版して10年、書き上げたときは、もうこれで書き尽くしてオワリのつもりだったのだが、その後次々と新しい事実やエピソードが浮かび上がってきた。それらを追いかけると、また違った庄三郎翁像が見えてくる。本は絶版になって手に入らないことから福製本として『樹喜王 土倉庄三郎』(芳水塾刊)を出版したのが、2016年。百回忌の年である。だが、こちらもそろそろ品切れ。

そこで、全面的に書き改めて新たな本にしようという目論見なのだが……。

庄三郎は「木を育てるのにどんな肥料を与えたらよいですか」という質問に対して、「これだ」と見せたのが腰の鎌だったとか。山に通い、苗の周りの草を刈ることで木の成長を促す。刈った草を苗の根元に置くことで肥料となる、と説明した。さらに「山で木に蔓が巻きついていたら、それが自分の山でなくても伐ってやる。それで、その木が大きく育ち国を富ませることを思えば、なんと楽しいことか」と言ったとかなんとか。

 

さて、先日の吉野の山の余祿。葉枯らし乾燥している現場のすぐ側にあったスギの木。

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なぜか、この木だけ蔓が伸びてしまったのだが……。なんだか見事な装飾ぽい。しかし、蔓が巻きついたら育ちが悪くなるだろうか。いや、もしここまで大きく育ったスギには関係ないかなあ……。が、そこで土倉庄三郎の言葉を思い出したのである。

他人の山でも蔓を切ってやるべきか。

ええと。これから車までもどって、積んである鎌を取り出して、また山を下って蔓を切ることは国を富ませるよいことでしょうか。

へたれの私は、結局放置したのであった。。

皆さんはどうする?

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2022/07/18

続・業界脳……でなく業界ノウ?

昨日の葉枯らし乾燥について新事実がわかった。

というのも、昨日のエントリーを読んで吉野の林業家から電話がかかってきたのだ。そして教えてくれた。あの葉枯らし乾燥、目的は杉皮なんだそうだ……。

今や実(丸太)は金にならん、皮の方が高く売れるのだそう。皮剥いたついでに葉枯らしする?

そういや、たしかに杉皮がていねいに積んであった。風のせいかブルーシートがめくれていたので気づいたのだ。ちなみに写真撮影後にかけ直しておきましたから。

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杉皮の需要が増えたわけではない。ただ寺院や数寄屋づくりなどにはコンスタントな需要がある。しかし杉皮そのものの生産がこのところ細っているのだ。だから高値が見込める。

これは業界脳ではない。むしろ業界通だろう。しっかり山からの生産物の需給と値動きをチェックして入ればこその生産計画だろう。目先の木材市場だけでなく、広く世間の売れ筋を知ることで可能になる。

もちろん実も売れるはず。皮を剥いた状態で葉枯らしすると、表面にヒビがいって値が下がるそうだが、杉皮と併せて売り物とすればそれなりの収入になる。天然乾燥の吉野杉、芯がほんのり赤く染まった材もそれなりに需要はあるのだから。

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葉枯らしの際の皮むきは、こんな形にするのか。これは現場のテクニックか。業界脳? いやこれは業界ノウハウ(^o^)。

 

 

 

 

2022/07/17

葉枯らし見て気づく業界脳

朝、突然思いついた。山へ取材に行こう。

天気予報では、今週はずっと雨マーク。今日は晴れだが、明日から崩れだす。このままでは取材に出る日が決まらない。確実に晴れるのは今日だけか。明日早く出て午前中に済ませるとか? しかし曇天だと写真が映えない。せめて写真だけでも……。

と思い急遽出発したのである。が、今は3連休中だったのだね……。渋滞に巻き込まれて、片道2時間の予定が3時間近く。

しかも山村は空いているに決まっているという私の概念をぶち破る混雑ぶり。みんな行楽なんだ。。。

それでも目的地は誰もいなかった。だいたい私が観光地を取材するわけないんで。

で、帰りは山越えマイナールートを取ったのだが、それでもよく車やバイクとすれ違う。狭隘な道をバックするのを嫌がる手合いが多いので、こっちがバックさせられる。ちょっとうんざり。

そこに、ふと目に入ったのが、吉野杉の葉枯らし乾燥の現場だった。

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久しぶりに由緒正しい?葉枯らしを見たよ。ちゃんと木は山側に倒して、元口を切り株に乗せて、樹皮を剥いて。

思わず感激して車から降りて写真を撮る。この方法で天然乾燥すると、渋が抜けると言って芯材部分が赤くなるとか、山側に倒さないと乾きが遅いとか、伐倒して元口を切り株に乗せるのが腕の見せ所とか、スギ皮を剥くのはアオキの枝がよいとか……。

そして、気づいた。これって、業界脳??

業界脳とは私が名付けたのだが、業界内だけの価値基準で判断してしまうバカのこと(笑)。私は常々、業界脳になっちゃダメだ、業界内ではよいことだ、美しいだろう、これが正しい……と思っていることは一般人には通じないぞ。その勘違いが業界を衰退させる。常に外野のつもりで眺めるのだ、と言い聞かせている。
本当に葉枯らししたら、木材としての質がよくなるのか。芯が赤いのは美しいのか。それは高く売れるのか。問い返さないと。

それなのに、葉枯らし乾燥のスギを見てつい喜んでしまったのは「業界脳」だね(> <;)。ああ、俺も染まってしまっていたか。

……でも、一目見て、車から飛び下りてしまったよ(泣)。

2022/07/16

献花と花卉産業

今日は甥が訪ねてきたのだが、用件を済ませた後にどうするか、となって「どこか見学する?」。

そこで訪れたのが大和西大寺駅前。。。まだ献花の列は続いているのだ。

私は送って行っただけだけど、現場写真をいただいた。

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若者が多い気がする。もはや連鎖反応的にバズッている感覚。我れも行かねば、という心理が漂う。

不謹慎?不謹慎なのは、安倍氏を利用する政治家だろう。いきなり安倍氏と並んで撮った写真やメールを公開し始めたし、あげくは国葬だそうである。ノーベル平和賞を受賞した佐藤栄作元首相でさえ国民葬だったのに、随分敷居が下げたものだ。そのうち国会議員を一期でもした者は国葬にしようなんて言い出しかねない。

ところで献花とは何だろうか。本来の仏教にはない習慣だ。仏壇や墓に供えるのは供花。献花はキリスト教の葬儀に花を手向けるものだが、それを葬儀業者が取り入れて日本の新たな儀式にしたらしい。私も、身内の葬式で葬儀を案内した担当者の言われるままに棺桶に花を供えた記憶がある。
まあ、絵になるというか、一人一人が何か役割を得るのは儀式としては様になるのだろう。

献花はなんでもよいというが、基本は白い花だ。ユリやカーネーション、キクなど種類は多いが、花屋も頑張って集めたようだ。ちなみに奈良県は花卉の産地であり、多くの花を栽培している。ただ7月はわりと花の端境期ではなかろうか。小ギクなどは夏のお盆シーズンに向けて花を咲かせようと電照栽培していたから、今はまだ少し早いと思うのだが……。ユリも通常ならこれからだ。
それでも葬儀に季節性はなく、春夏秋冬いつでも供給してみせるのが、花卉産業なりの矜持かもしれない。

世間に必要とされたときに必要とされる分だけ提供してみせるというのは、ビジネスであるとともに、関わっているプロならではの誇りである。ウッドショックのこと言ってるんじゃないよ。

 

 

2022/07/15

安倍暗殺事件の裁判は

ちょっと、今日は雑談というか妄想

いまだに大和西大寺駅前は、献花の列が絶えないらしい。ちょっと驚きの人数だ。

なかには中高生の姿も多く見える。いや、私は直接見ていないけど。君子危うきに近寄らず(誰が君子……)なんで。結局、奈良県内の花屋に特需が起きている。とてつもない花の量だ。

どうやら、安倍氏の生前を詳しく知っていない、わりと批判的に見ていた人も参列しているようだ。「奈良県民として申し訳ない」という声も少なくない。やはり射殺時の瞬間映像が何度もテレビで流されるからだろう。撃たれて倒れる様子の映像があることもすごいことなんだが、それを幾度も流すテレビ局もすごい。

ちなみに山上容疑者(という.より、犯人)は、犯行後そのまま捕まったのだから、最初から逃げるつもりはなかったのだろう。やはり「無敵の人」であった。我が身を守るつもりがないのだ。

今後の「山上徹也」像は、裁判の場で描かれていくのではないか。ただ事実関係は争わないと思うから、重要なのは動機の解明となる。そして量刑だろう。

殺人罪では、だいたい死刑か無期懲役刑だ。通常、死刑になるのは二人以上の殺害の場合で、今回は一人だ。動機から情状酌量の余地も考えられる。ただし社会に与えた影響なども加味されるから極刑の可能性がないではない。

動機に統一協会を上げているが、その問題が身に降りかかったのは十数年前なのだから、直接それが動機というよりは、その後の人生が上手くいかないことを振り返ると、その理由は学生時代の母親の振る舞いに思い至ったからとなる。では、近年の暮らしはどのような状況だったのか、精神状態だったのか、まだ完全に明らかにはされていない。

裁判は、当然奈良地方裁判所で開かれる。傍聴に行けないかとも思うが、多分マスコミが殺到して傍聴券をくじ引きで取り合うのだろうから、確率は低い。
私としては、裁判員に選ばれたい、と思ってしまう。そこでしか知ることのできない事実が大量に示されるはずだ。

もちろん、それらの事実から彼の内面を推定できたとしても守秘義務が課されて公表できないのだが、それは私にとって(発表しない)最大級のルポルタージュになるように思う。

 

2022/07/14

雑誌の付録に「箸」

大阪に出た際にジュンク堂書店に寄ったのだが。

こんなものが山積み。

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なんだ、と思うだろうが、「ミーツリージョナル」という関西圏の老舗タウン情報誌である。「お笑いの街なんば。」特集。

ま、それはいいんだが、なぜかパッケージにお箸が付けてある。何か意味があるのか?

どこにも説明がないのでわからない。まあ、タウン情報と言っても、ほとんどが食べ物屋とお酒の店ばかりである。お箸は、そこで食べるためのものと思えばよいか。

しかし、よくよく見れば、この雑誌、4月発売の5月号ではないか。つまりバックナンバー。それが山積みしているのは、ここが難波店だからだろう。もしかしてお箸を付録に付けたのも版元ではなく書店側なのかもしれない。チラリと写っているのに、上方漫才大賞の文字があるから、その記念品? 受賞した「ミルクボーイ」が表紙を飾っているが、関係あるのかないのか。

お箸もパッケージの中なので確認はできなかったが、木の塗り箸ではあるようだ。プラ箸でないだけマシではあるが、どうせなら割箸にしてほしかった。お店で食べるのだもの。割箸はノベルティにもなることを売り込まないといけないなあ。

 

2022/07/13

13年前の北欧バイオマスエネルギー事情

このところ、ブログのコメント欄によくスパムがつく。速攻で消して受信拒否にするのだが、今回ついた記事のタイトルは、

北欧バイオマスエネルギーの裏側 

消した後で、どんな記事だったかな、とつい読んでみる。

おおお。面白い(笑)。ノルウェーのバイオマス事情を記しているのだが、これ、いつ書いたの? と日付を見ると、またびっくり。
2009年3月5日だよ。。。。13年前!!

私がノルウェーを訪れたのは、ずっと先の2017年だ。つまり、現地で見聞きしたことを書いたわけではない。今夏出版のフィンランドの本とも何の関係もない!

それなのに、スゲエ面白い(笑)。たった1本の記事(バイオマス燃料を輸入するための船の話)から裏事情を読んで、バイオマスエネルギーの根本的問題を指摘した。それは今の状況と何も変わらず、バシリと押さえている。俺って、転載、いや天才\(^o^)/。

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北欧の空。トロンハイムからオスロへ飛ぶ途上。

すでにノルウェー、そして北欧はバイオマス用の木材を自給できなくなってきたのだ。
なぜって? 簡単。伐りすぎたから。もはやロシアや旧東欧諸国から輸入しないと木材産業は維持できなくなっている。フィンランドも、製紙産業のためにロシアから大量の木材を輸入していたはずだが、今のウクライナ戦争で輸入が止まったらどうするのだろうか。国内で調達しようとすると、さらに過剰伐採しなくてはならなくなる。仮に製材需要が落ちても燃やすために伐らないといけない。なぜならバイオマス発電所を止めるわけにはいかないからだ。

一度大量生産の産業構造を作ってしまうと、需要に合わせて生産を増減できなくなるのだ。無駄を覚悟で大量生産を続けないと、工場が止まり、雇用が失われ、社会が維持できなくなる。でも生産した分は過剰で在庫を積み上げる。それを処分するためには、安くて赤字で無駄なバイオマスエネルギーに回す。……でも、環境は有限。いつか底をついて破綻する。さあ、どうする?

日本も同じことが起きかけている。

 

2022/07/12

Y!ニュース「ウッドショック崩壊?…」を書いた裏事情

Yahoo!ニュースに「ウッドショック崩壊?木材価格は暴落するか」を執筆しました。

木材価格なんて業界記事は書きたくない、といつも言っているのに、つい書いてしまう私(^^;)。

まあ、東京港15号地の木材在庫が膨れ上がっていると聞いて、これは…!!と思って書いてしまった。実は、某建材・住宅商社のセミナーをオンラインで聞いて、前々から感じていたことである。

木材不足は昨秋ぐらいから収まったのに、なぜ高値が続くか。もしや業界で売り惜しみして高値を維持しようとしているのではないか。あるいは情報そのものがなくて、在庫は十分にあるのに「ないない」と思って高値のまま買いだめしているのではないか…という疑惑を持っていた。

記事ではいろいろ理由を並べて「わからない」ことにしたが、本音ではわざと知らないふりして、高値を保っていると思う(  ̄▽ ̄)。

私としては、木材価格が下がったら「ほらね、私の見立てどおり」と言えるし、下がらなかったら「別に予言したわけじゃないから」と澄ましておこうという魂胆である(⌒ー⌒)。

まあ、在庫が積み上がっているのだから下がるとは思うが、どこの地点で留まるのか、また徐々に下落するのか、あるいは暴落するのかが重要だろう。しかし、ロシア材の輸入が逆に増えていたり、この業界はわからん動きをする。

ちなみにタイトルは、最後の最後で思いついた。バブル崩壊から連想したのである。「バブル崩壊」は、当初「過熱した景気の泡の部分が消える」とよいことのように語られたのだけど、いつのまにやら不景気へまっさかさまの意味になってしまった。ウッドショックも、高騰した価格が落ちるのならいいじゃないか、と思いがちだけど、さてどうなりますやら。

改めて繰り返すと、予言ではなく、警告である。判断は自らの責任で。

2022/07/11

林地開発許可制度による面積変更

林地開発許可制度の変更が計画されている。

林業関係者なら誰でも知っているかと思うが、ようするに民有林は、1haを超える開発行為について都道府県知事の許可を必要とする、というものだ。
森林法第5条の規定で、国有林と保安林以外の都道府県知事がたてた地域森林計画の対象である。開発行為とは、土石や樹根の採掘や、開墾など林地以外へ転用するため土地の形状形質を変更する行為とされている。木を伐るだけならよい(伐採届を受理されないとダメだけど)が、幅員3m以上の林道・作業道を入れるとなると、わりと抵触するケースは多いのではないか。

この規制面積が、1974年の創設以来、初めて引き下げられるという。1haから0.5haにするという中間とりまとめが出た。林野庁が設置している「太陽光発電に係る林地開発許可基準に関する検討会」が提言した。

検討会名が示す通り、小規模な林地開発に対する“監視力”を強化して、太陽光発電事業の拡大に歯止めをかけることだろう。

昨今、問題化したメガソーラー開発対策である。今や50、100haなど当たり前になっているからね。なかには800ha近い計画もあるほどだ。それを林地を切り開いて行うなんて、ホント言語道断なのだが、規制の決め手になるだろうか。
しかし政府全体は、メガソーラーも推進の立場だけに、なんでもかんでも止められるわけじゃない。

どんなに申請の必要な面積を縮めても、許可があっさり出てしまったら意味ないからなあ。やはり重要なのは許認可する担当者の見る目だろう。やはり開発予定の現地を歩いて、しっかり水はけルートや地質、地形から土砂の動きを読み取る知識が求められるし、整地や設置工法の問題点を指摘できる能力を持ってほしい。さもないと書面上の数字などで「はい、安全ですね」とハンコを押されたら(ハンコ押すのかどうかは知らないけど)規制にならない。
一度、許可を出すと、その後止めるのは難しいし、違反行為があっても是正勧告自体があまり機能しなかったりする。

一方で、これまでの半分になったら林業関係者も影響受ける面はあるだろう。

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この手の小面積ソーラーの設置も、今後は面積的に引っかかる可能性はある。

2022/07/10

睡蓮を見にゴルフ場に

ふと、睡蓮の花を見たくなった。

そこで訪れたのは、我が家からほど近くのゴルフ場。このゴルフ場内には、かなりの残置森林があり、その中にため池も取り込まれている。そこに睡蓮があることを知っていたからだ。

門より堂々と侵入(^^;)。そして池のある近くに車を止めて山の中に分け入る。

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ありました。池の大半を睡蓮が覆っている。

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ただ花は、まだあまり咲いていない。ちょっと早かっただろうか。
また出直そう。

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それにしても、この池の奥はどうなっているのか。フェアウェイに出てしまうのか。でも、わりと谷あり山あり、起伏がある。次はもっと奥まで分け入ってやろうかと思うが、見とがめられるとヤバいかなあ。

里山も開発が進むと、どこも人為が入っている。ため池もコンクリート護岸になるなど味気ない。その点、ゴルフ場内には自然が残されていることが多い。残置森林はゴルフ場面積の約半分を占める。しかも、ゴルフ場としては芝地が大切でしっかり管理するが、森林はほとんど管理されず放置されがちだ。それが結果的に自然を残す。18ホールのコースなら、ざっと50ヘクタールは残されて手つかずの可能性がある。しかも、外部からの侵入は(私のような不埒な人はともかく)規制されている。

そんなため池を探せば、ホタルや稀少淡水魚もいるかもしれない。狙い目かな?

 

 

 

2022/07/09

コウモリ撃退スプレー

ホームセンターで見かけた商品。

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コウモリ撃退スプレーなんぞが商品化されているのか。いや、コウモリがここまで嫌われているのか……。

おそらく屋根裏など家の中にコウモリが住み着くのを追い払うものなんだろうが、コウモリって、蚊やハエを食べてくれるし、なかなか有益なんだがなあ。家の中で糞をされては困るのかもしれないが、専門の薬を使う? 

ちょっとだけコウモリの勉強もしたことのある私にとって、複雑な気分。コウモリって手にとると可愛いのだよ。飛ぶのもヒラヒラと、可愛い。もっとも洞窟の中で大群に襲われたりすると怖いけどね。

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こんなオオコウモリが飛んでいるのも迫力がある。(ざっと翼長80センチ)
その後、たたき起こして火にあぶって食べたのであった。

 

2022/07/08

時代の空気が引き起こす要人暗殺

今日の午前中は、「岐阜遭難」事件について記していた。板垣退助が暴漢に襲われた事件である。刃に刺された板垣は「板垣死すとも自由は死せじ」と言ったとか言わなかったとか……。犯人は27歳の小学校教諭。動機は「自由民権運動は、天皇の大権を奪う気がした」といったあやふやなものであった。

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ま、そんな記事の文章をいじっている最中に飛び込んで来たのが「安倍元総理、奈良で襲われる」「銃で撃たれたか」なのだから、さすがに驚く。場所は? 大和西大寺駅前……すぐ近くじゃないか。
Twitterには、現場にいた人の証言が次々と表示される。どこかで奈良つながりなのか。

政治家の暗殺といえば、社会党の浅沼稲次郎刺殺事件がある。この現場にいた人(大日本愛国党の赤尾敏総裁の護衛)を知っているが、彼は会場警備を担当していて、事前に不穏な雰囲気を感じ取っていたという。襲撃の噂はあったのだという。犯行は山口二矢のまったくの単独犯とはされるが、彼の動機は意外とあやふやで、時代の空気に飲まれた感がある。
果たして今回は、兆候はなかったのか。

時代の空気は、人々の行動に影響し、それがまた時代を作る。今回の暗殺も、犯人の動機はまだわからないが、なにやら「無敵の人」の臭いがする。20年も前の自衛隊経験より、その後40歳まで何をしてきたのか気になる。現在無職。もし失うものがない人になっていたら。無敵ゆえ不愉快な要人の暗殺を企てる。理屈より感情。そんな時代の空気が漂っているように感じるのだ。

 

 

 

2022/07/07

七夕には宇宙からの視点を

7月7日は、カルピスの日。。。タナバタはどこに行った? どうも私には、そうインプットされてしまっているんだが。思えばカルピスの誕生に土倉家が関わっていると知ってから、我が家にはカルピスが常備されるようになった(笑)。

そんなことはドーデモよいかもしれないが、せっかくなので、宇宙からの視点を。

グーグルの「Dynamic World」

Dynamic World」は、Googleの最新のマッピングツールである。世界の水や植生、雪や人為的な開発のデータを、ほぼリアルタイムで表示することができるという。

Googleによると、欧州宇宙機関(ESA)が運用している地球観測衛星「Sentinel-2」で撮影した画像をGoogleの人工知能モデルで分析すると、1日に5000枚以上のDynamic World画像を生成できるが、現在の土地被覆マップは作成に時間がかかる場合があり、1カ月または1年に1回しか更新されないこともあるという。このツールの開発に協力したのは世界資源研究所(WRI)。  

私もいじってみたが、使い方がよくわからん(> <;)。でも、いくつか地表の植生などを表示してみたが、たしかに面白いね。もっと習熟して、自由に場所と希望するデータを現したら、楽しめるだけでなく世界がリアルにグローバルな視点で見られるのではなかろうか。

それでも専門家でなくても、こうしたデータを扱えるのは面白い。

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ちなみに、カルピスと土倉家の関係を書いた私の記事を引用して、さらにカルピス創業者の三島海雲のつくった記念財団について説明しているブログがあった。記念財団の「学術研究奨励金(助成)」の「個人研究奨励金」は、いろいろ使えるみたい。

カルピスと三島海雲記念財団の学術研究活動助成制度~田中淳夫「カルピスの日に思い出す、二人の「カルピスの父」(Yahoo!ニュース)ほか~

2022/07/06

明治神宮の新鳥居の元の姿

明治神宮南参道の一の鳥居の建て替えが終わったようだ。4日にくぐり初めが行われたとのニュース。

明治神宮の新たな南参道鳥居でくぐり初め 創建以来100年ぶりに国産スギで建て替え

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この建て替えに関しては、これまで幾度も記事にしてきた。今年二月にも工事現場を覗いている。
1920年の創建以来となる建て替えというが、前代を「台湾産のヒノキ製」とある。あれ、そうだっけ。台湾ヒノキ製は二の鳥居ではなかったか……と思うが、確認はまた。「新しい鳥居は、国産のスギ材を使い、高さ11メートル、上部に渡す笠木の長さは15.6メートル。初代のサイズとほぼ同じで、境内にある8基の鳥居のうち2番目に大きい。」とある。
記事にもあるが、スギ製であることが大きなエポック。初めてのことらしい。そしてスギの産地は吉野の川上村。
実は、そのスギを私は30年以上前から見てきている。ほとんど初めて訪れた川上村で巨木の森として目にしたのだ。当時はフィルムカメラで撮影したから、その写真を見つけ出したら面白いのだが。直径1メートル以上の幹に抱きついて撮ったはずだ。
その後も折に触れて訪れていた。村役場からわりと近いし、人が植えた巨木林を紹介するのに便利でもあった。

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ところが、数年前に訪れてびっくり。

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このとおり伐られていたのだ。

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その切り株もすごい。この上に寝転がられるほど。根元をえぐられているのは、彫刻用資材に取られたと聞いたが……。

これを何年も乾燥させて、白太を剥いて赤身だけにしたのが、鳥居に利用されたらしい。今度、東京を訪れたら見学してみますか。初めて「会って」からほとんど40年だよ。。。。

 

2022/07/05

分断の林業-建築をつなぐもの

たまには、自分の書いた記事を紹介しようか。

オルタナ2022・7月号(69号)に連載中の『「森を守れ」は森を殺す』では、

林業は「分業」から「連携」へ

と題して、新しい動きを紹介した。もともと日本の林業がドツボなのは、各分野ごとに情報が寸断されていて、無駄ばかりだしていることと指摘してきた。おかげで木材の歩留りは悪化の一途だわ、管理マージンが膨れ上がるわ、チャンスロスと在庫ロスが詰み上がるわ……。育った木(バイオマス)のうち商品になっているのは、実質1割ぐらいではないか。

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それをつなぐために様々な試みはされているが、結局大成功とはいかない。やはり第3者がしゃしゃり出て間を取り持とうとしても無理なのではないかと思わせる。

そこで各人の努力に目を向けたい。取り上げたのは、まず自伐林業。自伐型林業ではないことに注意。あくまで森林所有者が自分の山を自分で伐るタイプだ。自伐型なんてわけわからん言葉使ったって、請負になったら山主とは乖離する。山主自ら動けば、少なくても上流の山主-素材生産-搬出まではつながる。山主ならやる気次第。

次に林地で行う製材。言い換えると、林業家自らが製材に乗り出すやり方。もちろん設計士、工務店から情報を得て、必要とされるサイズに山土場で造材から板、角材までしてしまう。幸いい、移動製材機はどんどん登場している。さすがにモルダー掛けやプレカットなどは後で専門工場でやればよい。
すると、これまで傷がある、曲がっているなどとB級品扱いしていた木も、サイズによっては十分に活かせるし、歩留りを上げることができる。しかも製材品は山で天然乾燥させてから搬出すれば、随分軽くなって燃料費も浮くというものだ。林家・素材生産業者レベルで取り組める。

そして大型パネル。これは工場で家をパネル化してしまう方法。現場では、パネルをつなぐだけ。大工の効率がよくなり、作業も楽になる。それ自体は建築業界の要望なのだが、そこに山側の人(林業家、森林組合など)が参入することで、一気に山に還元される収益を増やすことができる。必要な建材をすぐ調達できるうえ、木材以外の建材も仕入れから扱うので、マージンがいただける。森林組合などが取り組めば利益も大きくなる。

さて、どこの地域はどれを採用するか、はお好きにしてほしい。それぞれ主体の規模が違う。少なくても行政は関係なく、自らの利益を上げるためにやる手法だ。別に地域上げてやらなくてもいいし。やったところだけが儲かる。やる気のないところが切り捨てられるのがよいところ。

いずれも情報が生命だから、各段階の情報収集をきっちりできることが最重要だ。

 

2022/07/04

葉ッぱ切り絵展

奈良で「葉っぱ切り絵展」が開かれていたので覗きに行く。

これ、わりと最近有名になってきた、葉っぱに細かな細工で切り絵にしていく手法だ。

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リトの名で、たしかSNSで発信したことで知られるようになったのではなかったか。そしてバズッたことで、彼はプロのアーティストとして活動するようになったのだったと思う。これもSNS情報だけど。下記リンク先を見てほしい。

リト@葉っぱ切り絵 (@lito_leafart) • Instagram 

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せっかくだから作品世界をいくつか。

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展示は、額の中の本物と完成時の写真がセット。本物は押し葉ぽく茶色に変色しているのが残念だが仕方ない。でも、青いできたてほやほやの作品も見てみたいな。やはり葉っぱだもの。

葉っぱも、意外な「資源」であるという認識ができたね。そのうち「切り絵用葉っぱセット」を売り出すことはできないか……なんて考えてしまうのは、アートに耽溺できない私の悪い癖。。。

会場では、「写真OK」「SNS発信OK」と大きく書かれていた(笑)。昔だと、この手のアーティストの作品は、写真撮影しようものなら係員が飛んできて削除を要求するという……場面が展開されたのだが、今や逆転。発信してください、というわけだ。

作品を勝手に撮影するなというのは、、私は「撮られたくないなら発表するな」と思っていた。まあ、アート作品は仕方ない面もあるが、シンポジウムなどで演者のパワポ資料などを撮影禁止するのは理解に苦しむ。後でゆっくり読み返して理解しようと思う参加者の気分を阻害する。それをするなというのは誤解したまま、理解できないままにしておく行為ではないか? もし資料をていねいに見られたらボロが出るからか? と悪態をつきたくなる。

とまあ、脱線したが、これからは参加して拡散する(してもらう)時代なのだ。

私の本の情報も拡散してね(^^;)。

 

2022/07/03

奈良公園に1本だけ

奈良公園の中に、一本だけ変わった木が生えている。ほかには見られない珍しい樹種だ。

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何の木か、わかるだろうか? 春日大社の参道近くなのだが……。

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これが葉の先。トゲが痛い。

さて、いかがか。最近林業的に注目を集めているのだが。

 

 

そう、コウヨウザンだ。中国原産の針葉樹。早生樹ということで、日本でも植林しようという動きが広がっているが、本来日本(奈良)に生えていない木である。
しかし、なんで奈良公園に? しかも1本だけ。種子が飛んできて芽吹くような樹種でもないのだが。

太さからすると、30センチもない。コウヨウザンは20年で30センチ級に育つというが、場所によりけりだろう。しかし樹齢は30年未満と言ってもよいかと思う。その頃に誰か植えた? 奈良公園だけに、正式に外来種を植えるようなことは有り得ないわけで、こっそり持ち込んだ人がいるのだろうか。

ただ途中で二股になっているし、梢が折れているし、見本としてもあまり成績はよくない。この木をみたら、コウヨウザンって、つまらないなと表しまう(笑)。

 

 

2022/07/02

生駒山はホースランド(馬の里)!

昨日のエントリーで、生駒山中に建設されたバイオマス発電所を見せたが、あの近くには2つの乗馬クラブがあった。ウェスタンスタイルとヨーロピアンスタイルだったか、趣向も違うがさまざまな馬のいるクラブで、私は幾度か覗きに行っている。
が、バイオマス発電所の建設に合わせて両方とも廃業し、その跡地は丸太やチップ置き場になっている。

そんな悔しさもあるのだが、今度は新たに馬牧場がオープンしそうである。(まだ建設途上のようだが、もう営業してるのかな?)

場所は暗峠の近くの棚田地帯。

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生駒ホースランド」と看板がかかっている。いわゆる乗馬クラブなのか、馬に触れ合えるレジャー施設なのかわからない。少なくても馬搬や耕作用ではなさそう。人がいたら尋ねようと思ったのだが、見かけないのだ。馬はすでに2頭いた。

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ただ道沿いの看板に「10分2000円……」と書いてあったから、一見さんでも大丈夫なのかな。観光地とは言えないし、ハイキング客がついでに乗馬ともならないと思うのだが、どんな客層を狙っているのだろうか。

ともあれ放棄された棚田を上手く馬場コースに改造しているから面白そうではある。どうせなら棚田の中に周遊コースでもつくれたら楽しいのだが。ちょっと急すぎるか。

都会に近い里山では、こんな利用法もあるかもしれない。

ちなみに生駒山系全体では、ほかに乗馬クラブは何カ所かある。また大阪側の四條畷は、古代の馬飼いの里と言われた。大和王権の馬は、この当たりの牧で育てていたらしい。生駒山は馬と相性がいいのかも。

 

 

2022/07/01

生駒のバイオマス発電計画の燃料は何か

連日、暑い。テレビでは気温が35度を超えたから、外にはできるだけ出ないよう、運動もしないよう、と呼びかけている。初日はそれに従ったのだが、次の日は38度。こうなりゃ、外に出るしかあるめえ、と(笑)。というわけで、連日山を歩いている。生駒山系だけでも、そこそこ選ぶと違った楽しみ方ができるのだが……。

今日は、三好長慶の飯盛山城をぐるりと巡ったわけだが、勢い余って? 大東バイオマス発電所も見学へ。

これまで幾度も覗きに行っているが、その度に警備が厳重になっている。「防犯カメラ設置中」の看板多数。見られてまずいものがあるのか?ま、そんなもの無視するんだが。

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ここは生駒山の尾根を少しだけ大阪側に入ったところにあって、一応は大阪でもっとも大きなバイオマス発電所ということになっている。
経営母体はTJホールディングスを名乗っているが、主に年樹木再生センターという名の街路樹などの剪定木を扱う、廃棄物処理会社。産廃とは言わないのだが……。そして龍間発電所(もしくは大東バイオマス発電所)を経営している。外向きには、剪定木や建築廃材、未利用材などをチップ化している。それを燃料とするという触れ込みだ。

でも、ねえ。ドカンと門前に積んであるのは、直系80cm級も含む丸太である。わりと真っ直ぐでA材、B材として十分通用しそうだ。

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これはどこから持ってきたのやら。林業地とは限らず、各地のメガソーラーなど建設地の支障木伐採が使われるケースも多い。みんな山の木を全部伐って、そのまま運び込まれる。廃材と未利用材を使うということは、ようするに、木ならなんでも使いますよ、ということだ。

それにしても内陸、それも山の上に建設したのだから、輸送方法とルートが気になる。みんなトラックで運ぶしかないし、奈良県は別のバイオマス発電所があるので、どうも三重県かららしい。年間6万トンを燃やしているという。関西で木質廃棄物は80~90万トン出るから大丈夫というが、関西にバイオマス発電所が幾つあると思っているのよ。
なんと計画説明会では、生駒市内の街路樹の剪定木を使います、と発言があったというのだが……(笑)。

そして、この会社、なんと生駒市内にも第2号発電所の建設計画を進めているのだ。

そこに住友林業も参加する。電力は、生駒市が出資する電力会社に供給するためと謳う。とうとう生駒市も自然破壊とCO2排出に加担するようになるか。

これが再生可能エネルギーとは片腹痛い。同時に未利用材という名による電気料金嵩上げ搾取、さらに20年後のFIT価格が切れるときの破棄まで目に浮かぶ。

とまあ、暑い中を視察していたのであった。

 

 

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