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2022/07/08

時代の空気が引き起こす要人暗殺

今日の午前中は、「岐阜遭難」事件について記していた。板垣退助が暴漢に襲われた事件である。刃に刺された板垣は「板垣死すとも自由は死せじ」と言ったとか言わなかったとか……。犯人は27歳の小学校教諭。動機は「自由民権運動は、天皇の大権を奪う気がした」といったあやふやなものであった。

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ま、そんな記事の文章をいじっている最中に飛び込んで来たのが「安倍元総理、奈良で襲われる」「銃で撃たれたか」なのだから、さすがに驚く。場所は? 大和西大寺駅前……すぐ近くじゃないか。
Twitterには、現場にいた人の証言が次々と表示される。どこかで奈良つながりなのか。

政治家の暗殺といえば、社会党の浅沼稲次郎刺殺事件がある。この現場にいた人(大日本愛国党の赤尾敏総裁の護衛)を知っているが、彼は会場警備を担当していて、事前に不穏な雰囲気を感じ取っていたという。襲撃の噂はあったのだという。犯行は山口二矢のまったくの単独犯とはされるが、彼の動機は意外とあやふやで、時代の空気に飲まれた感がある。
果たして今回は、兆候はなかったのか。

時代の空気は、人々の行動に影響し、それがまた時代を作る。今回の暗殺も、犯人の動機はまだわからないが、なにやら「無敵の人」の臭いがする。20年も前の自衛隊経験より、その後40歳まで何をしてきたのか気になる。現在無職。もし失うものがない人になっていたら。無敵ゆえ不愉快な要人の暗殺を企てる。理屈より感情。そんな時代の空気が漂っているように感じるのだ。

 

 

 

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森林学・モノローグ」カテゴリの記事

コメント

全くやるせない事件です。
いつの時代もこういう人達による事件が絶えないように感じます。
以下私の勝手な推察です。書かずにいられない気持ちなのでご容赦ください。
犯人は安倍元首相に特別な恨みがあったわけではないと感じます。
自分が置かれた境遇を社会いのせいにして、それを見返すために何か大きな事件を起こしたかった。
(何もできない自分がこんなだいそれた事ができることを示したかった。それにより自分の人生に終止符を打つ。社会的自殺)
相手は話題になる有名人であれば誰でも良かった。(といっても正当化する理由がなければ行動に移せない)
そのための準備をしていたところに、安倍元首相がやってきた。
今の社会がおかしいのは安倍元首相のせいだと無理やり結びつけて、自分の行為を正当化しようとした。
...今は安倍さんのご冥福を祈るばかりです。

書いた時点でははっきりしませんでしたが、やはり思想的背景はないに等しく、「社会的自殺」なのでしょう。「無敵の人」に近い。

この事件で、奈良県、奈良県警、そして病院にまで批判が殺到しているというのも、似た構造ではないか。対象はどこでもよくて、自分の憤懣をぶつけるだけ。警備という点ではSPにより責任があるし、助けようとした市井の人や病院関係者を批判するなんてあまりにお門違いなのだけど、自分は安全圏にいて八つ当たり(というより鬱憤晴らし)するなんて、精神構造が犯人と似ていませんか?

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