『虚構の森』書評と生駒山講演
え、今頃? といささか驚いたのだが、日本農業新聞に昨年11月に刊行した『虚構の森』の書評が掲載された。
別に紹介を忘れていたわけではない、今年の8月14日付けの紙面だ。
もちろん有り難い(^^;)。この手の本は、じわじわ売れて浸透することに期待している。実際、少し遅れて反響があるものなのだ。
せっかくだから一緒に告知しておく。今月27日(土)に、奈良県平群町(へぐりちょう)で講演することになった。主催は「平群のメガソーラーを考える会」である。
以前、Yahoo!ニュースにも書いた通り(奈良県が止めたメガソーラー計画の現場から見えてきたもの)、生駒市の南隣の平群町に巨大メガソーラーが計画されて山肌が大きく伐採されたのだが、奈良県がストップをかけた。この騒動、まだ終わっていなくて開発側は裁判に訴えてもソーラーを完成させたい意向のようだが、地元もなんとか押しとどめようと運動を継続中。その一環の勉強会に呼ばれた。
私は、てっきり勉強会みたいなものだから会員20~30人くらいかと気軽に構えていたら、町のくまがしホールを借りて行うという。100人以上が入れるホールである。あまり参加者が少ないとみっともないので(^^;)、もし興味のある方はご来訪ください。一般人歓迎。
ただし、私の話すのは何もメガソーラーの話ではない。それは会員の方が詳しいだろう。私は生駒山の歴史と自然を語る予定である。
具体的には「日本最古の里山・生駒」である。生駒山という土地はもちろん、里山とは何か、どんな仕組みなのか、ということに興味があればおいでください。ただ『虚構の森』に記したような再生可能エネルギーの怪しさにも触れる?かも。
会場は、平群町総合文化センター(近鉄生駒線平群駅前)。申込無用。駐車場あり。午後1時半より。
そして、ここが重要なのだが、会場では『虚構の森』を販売予定。ほかにも生駒山が登場する拙著は何冊か持っていく予定だ。
『森は怪しいワンダーランド』とか『獣害列島』など。なんと!消費税をおまけする予定である。
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