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森と林業と田舎の本

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2022/08/25

蛇抜けの本場、皆伐中止に

木曽の「妻籠を愛する会」から会報が届いた。以前、私が訪れて「蛇抜け」の取材をしたところである。目を通して近況欄の一つの項目に目がとまった。

私は、2021年1月のYahoo!ニュースで

「蛇抜け」の本場で進む国有林の伐採計画。土石流の歴史に学べ

という記事を書いている。非常に土石流(蛇抜け)の多いオダル山の分収育林(緑のオーナー制度)の林地が、皆伐されようとしているという記事である。それに関するアンサーが記されていたのだ。

今年6月22日に、木曽森林管理署南木曽支所から報告があり、緑のオーナーと契約の変更が行われて、皆伐せずに育林を続けることになったというのである。事実上、皆伐の撤回だろう。あの山は、どう見ても皆伐するべきではなく、択伐・間伐で少しずつ本数を減らして大木を育てるのがよい。山は崩れにくくなるし、景観も守れる。

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背後の山が、分収育林地

2_20220825174001

土壌は薄く、地下は真砂土が続く。火山岩が風化して、もっとも崩れやすい土質だ。

この決定までには、おそらく裏では多くの人が動いて汗をかいたのだろうな、と想像する。林野庁も英断した、のかさせられたのかわからない(^^;)が、ともかく一安心である。もちろん、木を伐らなくても降雨量が膨れ上がれば崩壊する可能性は強まるのだが……。

 

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