『虚構の森』3刷とKindle化
ようやく表示されるようになった。
何がって、Amazonにおける『虚構の森』のKindle。出るぞ出るぞと言われつつ、出る出る詐欺だった (゚o゚;) 。
なんと、Kindleの方が安い。個人的には複雑な気分だけど(^^;)、まあ、お求めやすくなりました。
面白いのは、紙本の方は「環境問題」に分類されているのだけど、電子本は「ノンフィクション」分類であること。私的には、科学分類などもいいと思っているのだけど、結構アバウトに決めているらしい。そういや『絶望の林業』は、林業ではなくノンフィクションのカテゴリーだった。
加えて、紙本は、3刷されました。1年弱で3刷というのは、なかなか好成績。意外と売れるんだなあヾ(- -;)とか思ってしまった。
しかし、驚くのはネットなどに出る感想というか書評などの内容が、おい、本のどこを読んだんだ!と言いたくなるほど雑なものがあること。いやあ、その雑な読み方を正して「もっと考えようよ」と呼びかけるつもりの本なのだが、その前段階で読解力不足の人が多数。
そもそも、ここに書いている学説を丸ごと信じたり、逆に否定しようと必死になること自体が趣旨に反する。(もちろん、しっかり意図を捉えた評もあるし、それを踏まえての批判なら歓迎する。)
やっぱり大学の授業で使ってほしいな(笑)。
追記・Kindleの価格決定権は、Amazonにある。版元にも著者にもない。またAmazon以外のネット書店にもなく、紙の本とおなじ価格。
Amazon、やばいよ。優越的地位を独占している。
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