「きょうと椅子」展
「きょうと椅子」展に行ってきた。
木工家が作る椅子の展示会。と言っても、見本市的ではなく、むしろデザイン展。それも座り心地を競うというよりは発想勝負。別に競わないけど。
なかなかぶっ飛んだ?椅子もあり、楽しめる。そしてストーリーが描ける。
これは元宮大工が作った一刀彫のスツール。重ねて接着したのではないのだよ。
こちらは、森林組合発注のギリギリまでコストを削ったベンチ。これがすごいのは、実は一枚の板からできていること。切断も最低限。無理難題によくぞ応えた(笑)。
ほか、グリーンウッドワーク、つまり生木で作られたり、裏山のコナラで作ったり、そもそも座ることを拒否ってる?とか思わせるものまで。
意外だったのは、全体に国産材それもスギ、ヒノキを使ったものが多いこと。これは世相だろうか。
椅子評論家(^_^;)の西川栄明さんと作者とのギャラリートーク。
意外と知らない椅子のこと。勉強になったわ。
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