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2022/10/20

想定復元・大極殿南門が完成

いつもながら平城宮跡を散歩してきた。

ちょうど建設中の大極殿南門がオープンになって近づけるように。大仏殿に継ぐ巨大木造建築の大極殿の周囲に建設されている楼閣の門である。それ自体が相当巨大。間口22・1メートル、高さ20メートル。2階建てに見えるが2階はない。二重門の入母屋造りである。

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ここでも直径80センチ級のヒノキの柱が結構使われている。見えるところで12本だが、内部にもあるのかどうか。一応、紀伊半島産だということだが、果たして。奈良の業者は全国から集めているからなあ。

それにしても、いつも「もう、これが最後」「もう大径木は尽きた」と言われるのだが、それなりに出てくる(笑)。案外、山主は自分の山に何本か大木を隠しているものらしく、それを拝み倒して伐らせてもらうんだ、と以前聞いたが。「平城宮復元のため」とか言われると、OKしてしまうのだろう。

ただ、こうして完成させた大極殿や南門、朱雀門など各種の建築物は、決して設計図が残っているわけなく、想定復元である。本物と言えるかどうか。私自身は、こうして過去の都の姿を再現しようとすることにも価値はあると思っている。それに建設を通して古代の技術の再現や継承にも役立つ。想定復元する研究を通して、新たな建築上の発見もあるだろう。それでも引っかかるのは、そうした復元に枯渇しかけている大木資源を費やすことだ。本物の修復や復元なら結構なんだが、想像なら、集成材でもいいんじゃない?と思うからだ。どうだろう。

ところで、バックに巨大な鉄骨ドームが見えるが、あれは足場である。屋根のようにかぶせて、クレーンなども設置して建設していた。次は横に移動させて、東西の楼門を建設するそうだ。これが最新工法なのだろう。

古代宮殿と巨大鉄ドーム、そのミスマッチが、なんだかサンダーバードの発進基地みたいで、カッコいい。

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