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森と林業の本

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2022/10/04

釘止め集成材NLTの採用

先日の次世代森林産業展でDLTを見て、私は気に入ったことを記事にした。

次世代森林産業のベクトルはローテク・ローコストかも 

DLTは、ラミナを木製ダボで止めて張り合わせた商品だが、こんなニュースが流れた。

集成材「NLT」を床に大量採用、東京芸大5階建て施設の現場公開 

NLT(Nail-Laminated Timber)を使っているのだそう。。Nilは釘のこと。釘集成材というわけだ。東京芸大、新しいものに飛びついたか。

これも情報としては知っていたのだが、実物を見たことがない。どんなものか。こんなサイトで説明しているが、イマイチ実感がわかない。
またDLTもしくはCLTと比べて、どんな特徴があるのだろうか。接着剤を使っていないことは間違いないが、金属である釘を使うとどうなんだろう。錆びることで膨張して接着力は強くなるのは想像できるが。

記事には「利用しているNLTは木製作工場でビス打ちしたもので、それを現場に搬入している。床に敷設後、NLTを固定するため、NLT同士にビスの斜め打ちをしている。」とある。かなりの本数打ち込むようだ。

いろいろ新たな建材は登場しているのに、肝心の使用している現場がわからないね。

 

ちなみに私がもう一つ興味を持っているのは、超厚物合板。ベニヤ板を張り合わせる合板だが、厚さが10センチ~20センチあるらしい。だから、構造用パネルと同じように使える。マスティンバーと呼ぶが、これはCLTを始め分厚い集成材みんなを指す。

さて、どう使い分ける? しかし、それぞれ出回ったら建築現場も迷うし、量が出なくなる。設備投資が大きい製品は、経営的に厳しいだろう。

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