盗伐被害者がクラファン始める
宮崎県盗伐被害者の会」が、クラウドファンディングを始めたようだ。
グッドモーニングというサイト? 社会問題を解決するためのクラファン・サイトとある。
いや、ホントに手弁当で頑張っているな、と思っていた。会長は千葉に住んでいるのに、宮崎に通っているのだから。
私がこれまで取材や情報提供などでお世話になっているので、多少は……と思ってクリックしたら、「混雑しているので……」とつながらなかった。またの機会に試してみる。
ただ、このサイト、非常に詳しく状況を説明し、具体的なケースも警察の対応から裁判から行政のやり口まで情報が掲載されている。だから、寄付をするか否かはおいといて、まず読んでみたら現実の盗伐事情がわかると思う。その意味では、勉強になる。
私も、かなり記事にも書いたし、講演では全国で話しているのだが、その度に「知らなかった」「日本で起きているのですか」と聞かれる。いや、本当に林業関係者も含めて全然情報が広がっていない。その度に焦燥感に駆られる。
みんな、妙に日本社会を信頼しているんだな。日本では、そんな無法行為が行われるわけないじゃん、たまに起こるからニュースになるんでしょ、と思っているみたいだ。いや、大がかりで地域ぐるみ、業界ぐるみだから表沙汰になりにくいのだよ。地方に行けば、法律より地域の事情(正確に言えば人間関係と利害関係)なのだよ。平気で法律を無視するケースを山ほど見ている。
クラファンというのは、情報発信源としても使えるのかもね。
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