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森と林業の本

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2022/11/20

忘れられたネイチャー雑誌群

まだまだ終活、いや書庫の整理を続けている。

雑誌類は、かなか思い入れのある。前回の科学誌に続いて今回は自然・環境系雑誌。有名どころでは「ナショナルジオグラフィック」、日本ではシンラなどだが、ほかにも数多いのだ。そのほとんどは今や名も忘れられている。

たとえばインターナショナル・ジオ・マガジンこと「GEO」を知っているか。ドイツ発のナショジオに対抗したネイチャー雑誌だが、その日本版が発行されていたことをする者は少ない。20年以上前のことで、5年足らずで消えたけどね。内容的にはナショジオよりも自然面が多いように思えるが、傾向としてはよく似ている。ナショジオより大判で、写真の発色もよいので私は好きだった。それを私は創刊号から休刊まで揃えている。

ほかにも 「ネイチャーサイエンス」という雑誌もあった。これまた日本版のナショジオかもしれない。が、数年で消えた。

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ちなみに日本版ナショジオの元祖は、「世界の秘境」だろう。こちらは50年ぐらい前に10年近く発行されたかな。かなりパクリ記事が多くて、一部にはオカルトもどき記事もある。しかし、読んでいるとドキドキして楽しいのだよ。人食い人種やら古代の秘宝なども登場するし、まだ地球に秘境が残っていたんだな、と思う。実際当時は「秘境」があったのだよ。
もっと真面目な者に「現代の探検」。こちらは日本人の探検家の記録的側面が強い。さらに「アドベン」「ポカラ」とか「ラパン」「マザーネイチャー」「ネイチャーランド」とか……。ちょっと毛色は違うが、「探検倶楽部」というのもある。

これらを思い切り減量することにした。写真は今見ても美しいのだが、なにしろ20年以上前となると、もはや古本屋も引き取らぬ。寄贈先もない。紙屑扱いだ。とりあえず内容が今も資料的価値のあるものや記念的なもの(創刊号など)、そして私が執筆した記事の掲載号は残すとして、なんとか全体の半分、いや3分の2は処分したい。

雑誌類は、ほかにも山ほどあるのだが、結局、扱いに困るよなあ。私の所蔵も、もはやマニアックなコレクションのようなものだが、家をすっきりさせるためには諦めるしかないか。

それにしても、忘れられた雑誌というのは数多いものだ。かつては年間100種類ぐらいが創刊されていた。そのほとんどはすぐに消えるのだが、なかには希少な雑誌もあったのだ。こんな分野、扱う? と思える様なものも多い。今は、そもそも雑誌創刊そのものが極めて少なくなった。もはや紙では出せなくなっている。

そういや、数年前に林業業界誌も大半を処分したが、なんにも困らない(笑)。必要ないということだね。

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