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森と林業と田舎の本

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2022/11/24

林政審議会員募集。で、審議会って何?

林野庁が林政審議会の委員を募集していた。

「林政審議会」委員の公募について

私も以前は、委員になったら何カ月かに1回だが東京に呼ばれるんだな、そのついでに取材したり出版社巡ったり、遊んだりできるな……と不埒な発想を持ったこともあるのだが、今はその気力もない。行く時は自腹で行くぜ(T ^ T)。

で、思うのだが、審議会ってなんだろう。

この年になると、これまでいくつかの自治体の審議会の委員はやってきたんだが、何のためにあるのか、と思うこともしばしばであった。

大きく分けて二つある。一つは行政のアリバイづくり。市民や識者の意見、聞きましたよ、というポーズを取るためのものだ。だいたい事前に用意した通りのシナリオで進む。外れることは「許されない」。
もう一つは、本気で委員の意見が活かされるケースだ。行政は方向性を決めていなくて、何か出た意見を聞いて決定することもある。もともとはアリバイ工作だったのに、委員の強い意見で左右されることもあるのだが。

ある審議会はひどかった。事前に「5回ほど開きます」と言っていたのだが、最初の1回は任命式と自己紹介で終わった。で2回目に臨むと、なんとまた自己紹介が始まるのだ。前回よりは深くだが、肝心のテーマの議論はしない。ファシリテーターは大学教授なんだが、何やら研究室のゼミのやり方を教えているような展開となり、私は途中でキレて、「5回のうち2回をこんなことで時間を潰して何やってんだ!」と怒鳴ったら、「いや5回よりは回数増やしますから」とか言い出す。

しかし、結果的にはコンサルのつくったたたき台の方針案に沿って、みんな思いつくままの感想をいうだけ。意見でさえない。そもそも委員に集まった中に専門家があまりいない。緑に関することだからと、町内の花壇の世話をしているボランティア団体の代表とか、町内会の代表、農協……それもやりたくて参加したというより、頼まれた状態だから、会議中に内職を始める人もいた。そして「へえ、棚田ってのがあるんだ」なんて発言も飛び出す。なかには失業中に応募して委員になり、途中で再就職が決まったので脱退した人もいた。

もちろん、専門家集団の集まりで、かなりカンカンガクガクやりあった審議会もあった。そして結論は、実行に移された。コンサルの方針を否定したのである。でも、出席しながら一度も発言しない人もいるし。

また私は委員ではないが、某審議会に呼ばれて講演と意見陳述したことがあり、その際はコンサルも含めてその改革案で行くことが決まった。ところが私が去って数か月後に雲散霧消するのである。後で聞いたのだが、既成勢力の猛烈な巻き返しがあり、改革を勧めていたはずの本部長が寝返ったのだ。脅しをかけられたのか、甘い役職を提示されたのか、全部ひっくり返して従来どおりやることにしてしまった。コンサルも責任を負わされて追放されたのだという。

さて、林政審議会はどっちでしょう(笑)。別に何を答申してもその通り実行する強制力もなく、せいぜいご意見、白書のどこかに触れておきました、ぐらいでお茶を濁すことも「可能」なんだろう。(それがほとんどのように見えるが。)
でも多数決で決議するわけじゃないから、一人でもごね続けたら面白い結論になるかもしれないよ(⌒ー⌒)。

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たまに会議にクマモンが出席していることもある?

 

 

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コメント

おっ!前回応募して落選したヤツですな。結果を見ると、かなりの出来レースだったと思いましたよ。現場のオヤジが引っ掻きまわす方が良い方向に向くかも知れませんね。…時間があれば応募してみましょう。

お、応募しましたか。たしかに出来レースですね。都合の悪い人は選ばれません。ほどほどの反対意見をいうけれど、最後は折れてくれる人がもっとも好ましい(笑)。

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