無料ブログはココログ

森と林業の本

« クリスマス・プレゼント…… | トップページ | Y!ニュース「メガソーラー、デタラメ申請を通す…」を。書いた裏事情 »

2022/12/25

山中の廃屋に住みたい?

久しぶりに生駒山を歩く。全然、時間が取れないと言いつつ、ま、何かを放置したら空き時間ができる(^^;)。

私は、できるだけマイナールートを探して歩くのだが、その廃道寸前の道を進んでいると出くわしたもの。

2_20221225172401

廃屋なんだが、その大きさが気になる。おそらく4畳半といったところだ。地盤がえぐれて完全に傾き崩れかけている。中を覗くと、内装もはがれて崩れかけているが、多少の家具が残され、一応は以前人が住んだ形跡がある。今は道も崩れかけているが、建築時は車も入れる道だったんだろうな。

生駒山には、こんな小さな廃屋が各所にある。ミニ開発?別荘づくりが流行った時代があったらしい。リゾート列島とか言われたバブルの頃かな。もちろん、開発も建築も違法だろうが。。。こんな小さな部屋一つの別荘でどうするのか。キッチンもなさそうだ。水はどうしていたのだろう。もちろんトイレもない(別棟にあったが、壊れたのかもしれない)。

悲惨な乱開発の痕、と言えるだろう。

ただ、私自身はこんな別荘がほしいな、と思わぬでもない。思い切り小さな、カプセルホテル的なこもり小屋。かの蝦夷地探検家の松浦武四郎は、晩年「一畳敷」書斎をつくった。一畳の広さしかない書斎で、そこで読み書きしつつ寝ることもできる庵なのである。しかもその材料は、各地の文化財の寺社の端材をもらってつくったのだが……。

1_20221225215301

これが一畳敷(レプリカ)。本物は国際基督教大学構内にあるそう。

私も、そこまで狭くなくてよいから、狭い小屋別荘がほしい。電気は引きたいが、水もガスもいらない。たまに、こんな山の奥にこもると楽しくはないか。あるいはお客さんが来たら、自宅よりこっちに招きたい。隠遁気分が味わえるのではないか。

実は、山林を買わないかという声がかかっている。そこも元別荘地なのだが、ほぼ山林にもどってしまったところだ。別荘地として売り出したが、誰も手を出さなかった模様。そこに、こんな小屋を建てるのもよいかもしれない。

 

« クリスマス・プレゼント…… | トップページ | Y!ニュース「メガソーラー、デタラメ申請を通す…」を。書いた裏事情 »

生駒山中・身近な自然」カテゴリの記事

コメント

左賀です。
松浦翁が出てくるとは。
是非お気に入りの別荘をお持ちください!
新年に向けての夢と!

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« クリスマス・プレゼント…… | トップページ | Y!ニュース「メガソーラー、デタラメ申請を通す…」を。書いた裏事情 »

January 2025
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

森と筆者の関連リンク先