勝手に道づくり?
最近気になるのは、裏山に勝手に新道が作られていることだ。
もともと生駒山はハイキング道の多い山ではある。いや、正確にはハイキング用ではなく、奈良時代からの古道だったりもするのだが、廃道一歩手前の道も含めて、森の中にうっすら残る未知の痕跡がたくさんある。しかし、最近になって勝手に切り開いて道をつくる輩がいる。
このとおり、派手な看板を設置して、手製の地図にはいろいろルートをつくって岩などに命名している。そして樹木にもペンキで印をつけて……というか、落書きをするのだ。
繁みを切り開いて道をつくるのも、正確には違法行為だが、私も道なき山を進むのは好きである。ただ、その場合は、いかに痕跡を残さないかと意識している。むしろ、道を作らないように進む。入り口に選ぶのには獣道が多いが、イノシシの歩いた痕を追跡する気分で、誰も来たことのない場所を見たいのだから。
しかし、この手の道は多くの人に通ってください、と案内している気らしい。自分が作った道に多くの人を呼び込みたいようだ。それは、下手すると環境破壊だし、もしその勝手なルートを通って迷ったり、あげくに転落などで怪我したらどうするのか。責任問題も発生しかねない。子どもも入るかもしれない。
そもそも山には、どこにも所有者がいる。その了解抜きで木を伐ったり看板設置は犯罪だ。それとも道を作った山は全部自分の土地なのだろうか。
まあ、こんなことで自己満足している人に言っても通じないだろうなあ。
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