木目を見る
昨夜は、プライベートな問題で深夜3時まで車を走らせていた。折しも大寒波で雪が舞う。山を超えるときは、もし雪でスリップしたらどうなるかと神経をすり減らす。帰宅して、ほどなく寝たが、起きたのは6時過ぎ。睡眠時間は2時間程度か。今度はバイクで山を降り、奈良へ。平群のメガソーラー問題の山場に立ち会うためだが……。
さすがにへろへろになって帰ると、眠気と疲れと寒さに包まれた。
そんなときに眺めるのが、こんな木目。
わかるだろうか。最高級割り箸らんちゅうである。幅6~7ミリだが、右は木目が3本。左はなんと12本。太さは同じでも4倍も年月をかけている。どちらも吉野杉だが、こんなに差がつく。赤く染まっているから芯材だが、その年の成長具合によってこんなに差が出るのだ。
これを眺めて、ちょっと癒されて、今日は風呂入って、寝るよ……。
« Y!ニュース「国に金払って……」を書いて思いついた裏政策 | トップページ | クリスマス・プレゼント…… »
「森林学・モノローグ」カテゴリの記事
- トランプ米大統領と、緑の植民地主義(2025.01.21)
- 阪神大震災、改めて思い出す(2025.01.17)
- 雪化粧。そして、うぴ子(2025.01.12)
- ジビエ嫌いのジビエ・ビジネス(2025.01.11)
- 森の奥で根っこを張る(2025.01.05)
いや、右は芯材だけど左は辺材ではなかろうか…?
投稿: しけた | 2022/12/25 11:01
吉野杉は芯材が非常に広いので、心材(赤い材)の中でも年輪幅に違いがありますね。左は辺材と芯材の境目ぐらいか(笑)。
辺材でつくられたらんちゅうもありますが、もっと白いです。
(ここに示した箸は、一応、赤柾の「らんちゅう」という括りなので。)
投稿: 田中淳夫 | 2022/12/25 12:31