ペットショップでペット販売禁止
アメリカ・ニューヨーク州で、2024年からペットショップでイヌやネコ、ウサギの販売を禁止することになった。
ペットショップでペットとなる動物を売ってはいけないのはどういうことだ、と思う日本人は多いだろう。それって、ペットショップ潰し?
この際はっきり言って、そういうことである。動物の売買を禁止するのだから。
突飛なことと思う人もいるだろうが、実は世界的傾向だ。フランスも、すでに販売禁止を決定しているし、次々と続く国が出ている。完全に禁止でなくても、ブリーダーからの仕入れを禁止したり、(販売中の)飼育頭数を制限したり。動物の種類を絞ったり、と制限は広がっている。世界は、そういう方向に進んでいるのだよ、ということを日本人も、もっと認識すべきだろう。
なぜか。そういう質問が出たら、やはりに日本は遅れていることの認定になるんだろうな。多頭飼育で病気を広める悪質ブリーダーの跋扈や、購入したペットをあっさり捨てる例が頻出しているからだ。とくにコロナ禍で目立ったことはニュースにもなった。
だいたい成長する動物は、売り時が小犬・子猫の頃だけで、売れ残ると、かなり悲惨である。動物園の肉食動物の餌にするという話もあったが、まあ、そのまま殺されることが普通だろう。ノライヌノラネコが処分されるのが可哀相、なんて声があって里親探し……なんて運動になっているが、そもそも販売しない方がよい。
もしかしたらペット飼育も資格制になるかもね。セミナーで勉強してテストを受けて合格しないと飼えないとか。まあ、頭で勉強しても、実際に飼うのは全然違うけど。
これも、実はアニマルウェルフェアとかノンヒューマンパーソンズとか、さらに言えばSDGsの意識とも関わっている。さて、日本は今後どうなるだろう。
我が家にも、家の中にウサギが走っている時代もあったんだけどね。ウサギはショップで買わないと、手に入れるのは難しいかな。
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