温故知新の木工作品
テレビをつけると、秋田の名産品を紹介していた。
これはアイスペール、飲み屋でつかわれる氷の入れ物だが、何で作られているか。
実はメンパ、曲げわっぱなのである。わっぱと聞けば、弁当箱かお櫃を想像するが……曲げわっぱの技術を使って作られた現代風商品を紹介していたのであった。
ほかにもフランスパンをしまう曲げわっぱとか、ビアカップとか(^-^)/ 。
伝統技術を守れ、というが、弁当箱だけではたいして売れない。そもそも日常品なのに高くつく。売れ行きが悪いと技術も消えていく。むしろ技術を残して商品を変える方が戦略的かな。
ところで奈良時代に「巻胎」という技術があったらしい。どうも中国から伝わったらしいのだが、木を薄い紙のような板(つまりツキ板のようなものか)にして、それを巻きながら貼り合わせて器を作るのである。ウルシで塗り固めるみたい。正倉院の宝物の中にあるそうだが、今や絶滅している。
そんな技術も今に活かして木工品を作れないかね。
(検索してみると、青森に復活させて作っているところもあるようだ。)
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