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森と林業の本

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2023/01/24

ようやく?クリーンウッド法とメガソーラー

来年度の林野庁の施策を見ると、ようやくというか遅すぎるよ、と言えるものの、意味ある改正案が並んでいた。

一つは、クリーンウッド法。次期通常国会への「合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律(クリーンウッド法)」改正案の提出される模様だ。

これまで究極のザル法とも言えるのがクリーンウッド法だった。なにしろ登録した業者だけで適用とか、違反しても罰則なしだったので、世界中の違法木材が逆に日本に集まってくるんじゃないか、なんて言われたのだが、それを義務化することになりそう。すると罰則も可能になる。そのため第1種の登録制度は廃止し、第2種事業者については制度を維持する……とかなんとか、よくわからん(^^;)。

ちなみに主導するのは、農林水産省、国土交通省、経済産業省なのだが、問題は施行するのは2025年度からになるから、来年再来年度は駆け込み違法木材輸入が増えるかもなあ。それに輸入業者らに「合法性」の確認の仕方がどんなものかよくわからん。いくらでもでっち上げできそう。また国産材はどうするんだ、とも思う。

もう一つは、太陽光発電設備の設置を目的とした林地開発に関して、
太陽光発電設備の設置を⽬的とした⼟地の形質変更を⾏う場合、0.5haを超えるものについて知事の許可の対象とする。
許可を受けようとする者に対し、防災措置を⾏うために必要な資⼒・信⽤、能⼒を有することを証する書類を添付することを義務付け。

詳しいことは、林野庁のホームページで確認してほしい。林地開発許可制度の見直しについて(令和4年度)

かなり厳しくなったが、肝心の知事が推進派だったらザル法になるかも。。。それに防災措置の書類なんて、業者はいくらでも出すからね。ただその問題が発生したときには履行しないだけ……。

だからその直接の経営業者はペーパーカンパニーにしているのだ。黒幕はさっさと逃げる。

その点は奈良県平群町のメガソーラー問題を見ているとよくわかる。つくづく業者って、法律なんてどうにでもなると思っていることがよくわかる。そして行政担当者のクズっぷりも。忖度なんだか、上を向いて仕事をして言いなり状態。法律を破っても気に入られる答えを出すことしか考えていない。上司に反論する気概ぐらいを持てよ。オレなんぞは、勤め人時代、毎回上司と怒鳴り合っていたぞ。

20230110_002503

ここで違法伐採された熱帯材とか、森林破壊のメガソーラー開発地の写真を出すのがイヤになったので、我が家の火鉢の写真を張り付けておくよ。少しは心安らかに。

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政策・行政関係」カテゴリの記事

コメント

困ったメガソーラーのツイッター
1月13日のつぶやきから
松本市が太陽光発電計画地の森林伐採受理を取り消し
信濃毎日新聞デジタルの記事

記事の内容よりも松本市の市長
臥雲義尚市長の上の名前、臥雲(がうん)が気になって
臥雲市長のご先祖様、臥雲辰致さんがウィキペディアに
安曇野のエジソン、紡績のガラ紡を発明
大学入試試験にも出題された人で

しかし、ガラ紡を販売する会社を立ち上げたものの
明治のはじめ頃だったので特許制度もなく
すぐにパクリ、類似品が登場して経営は悪化
吉野の山林王のようにはいかなかったようで(残念)
関係ないけど辰致って、たっち?
がうんたっち、明治時代にしては...

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