朝拝式のここだけの裏話
川上村の朝拝式に参拝してきた。
私は10年ぶりだが、今年はコロナ禍明けもあって、比較的賑やかで開放的。本来の秘密の儀式ぽさはなく、ツアーも組まれて、開場では村のコーラスグループの合唱もあったのである。
こうした写真も、以前はこっそり撮っていたのが、一般公開になったから菊の御紋入り天幕をわざわざ開けてくれる(^-^)/。兜と鎧がよく見えた。しかも式の終了後は、一般人も参拝できる。私も玉串を奉納したよ。
なお写真をよく見てほしいが、みんな口にサカキをくわえている。昨日の書いたとおりだ。また参加者は一般で100人以上はいただろうか。
もっとも参列者と話をしていると、なかなかの話が飛び出す。たとえば「子どもの頃は、あの(南朝皇胤・自天王の)兜をかぶって遊んだ」なんて証言も飛び出た(笑)。小学生のときらしいが、あまりに小さくて頭にすっぽりとはかぶれなかったそうである。自天王は、相当小柄だったか。
さらに「植林していたら塚を見つけたので壊したら、中から菊のご紋入りの短刀が出てきて、それで子供たちはチャンバラ遊びをした」とも。。。本当に後南朝の太刀が見つかったのなら、国宝級なんだが。
意外や、昔の方がゆるゆるだったらしい。今の方が皇室に敏感かも。
ともあれ、私は土倉庄三郎翁の本を出版することを報告して頭を下げたのである。タイトルは「山林王」と。
屋敷跡にあるサルスベリの大木。おそらく庄三郎存命時から植えられていたものと思われる。庭に植えていたのだろう。往時を忍ぶによすがである。
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