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森と林業の本

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2023/02/08

森林の基礎調査で気になる「その他」

昨日に続いて、林野庁ホームページ渉猟で見つけたもの。

森林生態系多様性基礎調査 

森林生態系多様性基礎調査の調査結果のうち、第1期(平成11~15年度)・第2期(平成16~20年度)・第3期(平成21~25年度)・第4期(平成26~30年度)の調査結果を図表入りで公表している。

一つ一つ見ていくと、年代別の変化も含めて見られるので面白い。たとえば樹種別の分布だと、スギ、ヒノキ、カラマツ、アカマツ、アカエゾマツ、ブナ、コナラ、シイ・カシ類と取り上げている。マツ枯れ、ナラ枯れの時代の変遷なんぞもわかる。

Sugi3

これはスギの分布図。日本で一番多い樹種だろう。

森林面積の推移もあるのだが、気になるのは「その他」。

Photo_20230208151001

1割強が「その他」なのだが、第3期でいきなり増えている。何があったのか。そもそも「その他」とは……。
実は無立木地なのである。ほか竹林や樹種名不明の地である。やはり急に増えたのは、伐採跡地が増えたのではないか……と想像する。そして実際の森林面積は、1割少ないのかも。

……まあ、これを見てどうするんだ、と言われたらそれまで(^^;)なのだが、これを見て楽しむ人は楽しんでください。

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