「間伐における専門家と素人の違い」論文
よくわからんが……。「フォレストサイエンス」誌の論文である。機械翻訳も交えながら読もうと努力したのだよ。
Agreement in Tree Marking: What Is the Uncertainty of Human Tree Selection in Selective Forest Management
(樹木マーキングにおける合意: 選択的森林管理における人間の樹木選択の不確実性とは?)
ようするに、(林業の)専門家と初心者に間伐をさせてみたら、結果がこんなに違うよ、ということが書いてあるのだと思う。選ぶ木が違ってくるのだ。
ただし、専門家がよいというのではなく、同じ指示を与えた際にちゃんとこなせるかという点を追及している。専門家が慣れ親しんだ専門的な行動や戦略を変更する必要がある場合に、上手くこなせないというのだ。そして、より集中的なトレーニングが必要であるという。
言い換えると、新しい森林管理方法を採用したようした場合、経験豊富な人ほど、強い動機付けが必要になり、経験の浅い個人よりも頻繁にトレーニングを必要とし、より多くの説得を必要とすると結論づけているようだ。
まあ、よくわからん(^^;)。誰か英語が達者な方がしっかり読んで解説してくれ。
もしかしてこの実験は、森林の持続的管理のために新しい手法を導入しようと思っても、専門家ほど言うことを聞かない、自分の経験を楯に取り入れようとしない……と言いたいのではないか。舞台がアイルランドなので、林業の盛んな地域のフォレスターではないのだろうが、昔ながらの林業家が(持続的ではない?)伝統的手法と論理で間伐をしているようだ。
さらに、経験や伝統に縛られない若い林業従事者の方が、森林管理の新しいアプローチを提供する上でより効果的である……と結論づけているよさうに読める。
この表が何を意味するのかもわからん(^^;)が、日本でも他人事ではないように思えますなあ。列状間伐ばかりやってきた「専門家」に、定性間伐、あるいは択伐のような選木法による間伐をするよう指示しても、なかなか上手くいかないかもしれない。
さて、ご意見は?
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