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森と林業の本

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2023/02/07

伐採可能量を導くカメラルタキセ法

林野庁のホームページを見ていたら、森林計画制度の見直し(令和3年度)というのがあった。

森林計画制度の運用見直し(令和3年度)

なんだ、2年前にこんなことをやっていたのか。と今頃知ったのだが、

て、そこに持続的伐採可能量の計算方法が出ている。それがカメラルタキセ法というのだそうだが???であった。

森林資源の保続に必要な伐採上限量について、カメラルタキセ式を用いて試算し、地域森林計画において、新たに参考資料として掲載することとしました。

全然わからんのだが、調べてみると、
カメラルタキセ法は,数ある収穫規整のうち,伐採量を加減することで現在の蓄積を法正蓄積に誘導していく法正蓄積法(数式法)の一つであり,カール法とともに較差法とも呼ばれる

で、こんな計算式が紹介されている。

Photo_20230207211701 Photo_20230207211701

全然わからん(泣)。それでも読み進める。

Photo_20230207211703

リンク張っておく。持続的伐採量の検討

本当に、こんな計算式使って森林計画を立てているのだろうか。とくに現場の地域森林計画は。誰か、もっとわかる言葉で教えてくれ。カメラルタキセ法ってなんだ? だいたい再造林率を不確定定数にしているが、それって再造林しないで済ませるところもあるよ、ということだ。本来、計画地は全部再造林させるのが前提ではないのか。しない場合にペナルティを設けるべきだろう。

 

せっかくだから、私の思い描くところの伐採地と面積の決定法を考えてみた。まず皆伐は1カ所1ヘクタールまでとする。そして地域(ざっと1000ヘクタール単位)の1割まで、つまり100ヘクタールまで可能。そこで100カ所の皆伐地をモザイク状に配置できたらいいな、と思っている。次回の伐採まで10年はあける。その100カ所の分布は山主で決めてほしい。早いもの勝ちではあるまい。

これで全部を切るのに100年になるから、いわば100年伐期だが、実際は間伐・択伐でも木材を出せるだろう。ただし伐採できない山もあるから、実態は7割の700ヘクタールで回すか。そんなに無理ではないと思うが。

こんな少ししか伐れないのでは林業が成り立たない、というのなら、その林業は間違っている。儲けることを求めると森林が持続的でなくなるのだから、林業は持続的に続かない。森林を持続させてこその林業だから。本末転倒させてはいけない。

 

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コメント

10年じゃ・・・

失礼。10年毎に伐るのか・・・

カメラルタキセ式は至極簡単にいえば、法正林思想だった頃の式で、法正蓄積(当然わからない)に近づけていくため、現在蓄積と成長量を加味して伐採量(上限)を決めていくものです。現在は経営計画において伐採上限を決めるときに採用されています。法正蓄積はわからないので、現実的には収穫予想表の予想材積が採用されることが多いと思います(本来のカメラルタキセ式と違うので修正カメラルタキセ式と言われる)。一番わかりやすい式なのですが、法正蓄積が不明な以上ごまかせますし、なにより現在蓄積が信頼できない森林簿だよりなので、実際には制限などあって無いようなものです。

ありがとうございます。少し理解できました(笑)。私も法正林的な発想だなとは感じていましたが。
いずれにしても、蓄積量がいい加減であるのだから、意味ないですね。

ちなみに私の記した伐り方で10年毎というのは、同じ場所ではないです。1000ヘクタール中で100ヘクタールを伐った場合(これに数年はかかる)、残る900ヘクタール分の林地でも10年間以上は皆伐しない、という意味です。

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