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森と林業の本

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2023/03/06

毎日新聞の源流・立憲政党新聞

現在、毎日新聞と言えば、3大全国紙の一角であり、日本でもっとも古く歴史のある新聞である。その源流は、大阪毎日新聞東京日日新聞として知られる。

とくに東京日日新聞は、1872年3月29日(2月21日)に発行されており、それが現在も発行を続ける日本の新聞としてもっとも古いとされる(日刊紙としては、前年の71年に横浜毎日新聞が発行された模様だが、消えている。)だが、発行号数の原点は1882年2月1日である。なぜなら大阪毎日新聞が東京日日新聞を吸収合併しているので、大阪毎日新聞が毎日新聞の原点としているからだ。そして大阪毎日新聞の源流は日本立憲政党新聞であり、その創刊号の日付が82年2月1日なのだ。

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日本立憲政党とは自由党の別動隊・近畿自由党のこと。当時は通信交通事情もよくなかったので、別組織にしたらしい。後に改名したが、その機関紙として日本立憲政党新聞は生まれた。日本最初の政党機関紙とされるが、発行母体は大阪日報だった。それを買収して新たな新聞を発行したのである。ちなみに日本立憲政党新聞は、発行後すぐに政府より発行禁止処分を受けて、新聞名を変えたり、ほかの新聞と合併したりを繰り返しながら、大阪毎日新聞-毎日新聞となる。

ややこしいが、その日本立憲政党新聞の発行に深く係わった……というより、発行資金の多くを拠出したのが土倉庄三郎だ。本人は5万円まで出すと言い、当時の報道では6万円出したともある。なお庄三郎名以外の出資者の資金も、実は庄三郎が払っていたという話もあって、いったいいくら出したのやら。ちなみに明治初年時の5万円なら、現在の10億円を超えるだろう。

後に大阪毎日と東京日日は紙名も統一して毎日新聞となった。

つまり、土倉庄三郎が毎日新聞の源流と言うこともできる。

面白いのは、奈良県でもっとも講読部数が多いのが毎日新聞であること。奈良新聞など地方紙でもほかの全国紙でもないのだ。吉野の山林王・土倉庄三郎が発行した新聞だから、というわけではない(だいたい県民のほとんどが、そんな事実を知らない)だろうに、なぜかそうなっている。

そんなエピソードも3月23日発行予定の『山林王』(新泉社)には記してある。

 

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