離島の思い出~黄島
昨夜、NHKで「離島で発見 ラストファミリー」という番組を見た人はいるだろうか。そこで登場したのが五島列島福江島近くの黄島(おうしま)。
山下住職とは、今も年賀状のやり取りを続けている。しかし、年をとって貫祿がついたな(私もだ)。初めて会ったときは住職になったばかりの頃ではなかったか。彼は、すでに島内の洞窟を探検し尽くしていて、どこにあるのか教えてもらったものである。
小さな火山島なのだが、私には強烈な思い出の場所である。
最初に訪れたのは20代の時で、この黄島の沖合の無人島(大板部島)に洞窟があると聞いて、その探検のためだった。海を渡って島のジャングルをかき分けて洞窟を探すのは楽しかったのだが、実は黄島でも洞窟調査を行っていて、さらにそこで冬にはお祭りを開くと聞いて、これは行かねば! と奮い立って行ったのが20年後(笑)。
その記録は、こちらをどうぞ。
なかなか貴重な記録だと思うよ。洞窟内で観音祭(法要というべきか。しかし昔は、この中で宴会もしたらしい。)を開くというだけでも民俗的に価値があるし、戦前は捕鯨基地があったそうだ。さらに隠れキリシタン伝説もある。ただ、現在は島民も減って島外から来る人が増えているとか。私が行ったときは14,5人全員島民だった。
当時は、各雑誌に持ち込んでも興味を示されなかったけど、編集者に見る目がなかったと思いたい(笑)。そういや本ブログにも記している。
ヒミツの黄島・大板部島
実際、それから数十年?してテレビなどに取り上げられることも出てきたのだ。二番煎じだね( ̄ー ̄)ニヤ。
また行きたい、と猛烈に思う。そろそろ20年経つし(^^;)。
観音祭は冬だから1年後になるが、暖かい時期に行けば、海も楽しめるなあ。ただ、初めて行くときに一緒に行った洞窟探検家は、数年前に急逝したのだった。。。
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