巨大物と接近遭遇
自分の山、タナカ山林を訪れる。なんとなく巡回しつつ、タケノコ探し。この地域はタケノコの旬が若干遅く、4月後半なのだが、今年は全国的に早いというから、もしやというつもりで見て歩いたのだが……。やはり早かったようだ。
代わりに目立ったのが、これ。
いたるところにイノシシの糞。相当出ているようだ。タケノコも先に食われているかもしれない。まだ地上に穂先が出る前に発見するからね、イノシシは。
諦めつつ、少し奥まで分け入った。タナカ山林と隣接しているが、通常は入らない奥の隣接地に進んでみたのだが、そこでなかなかのものを発見。
巨大石垣だよ。高さは5メートルを超すだろう。しかもほぼ垂直。これまで茂みに隠れて見えなかったのだが、こんな巨大建造物があるなんて。以前は棚田だったのだろうが、こんな落差の激しい石垣が並んでいたのか。しかも周辺には、かなり精緻に水路が刻まれているではないか。
なんだかインカの遺跡でも発見したような気分。生駒のマチュピチュとでも名付けたい(^_^) 。タケとササと雑木に埋もれているこの地域を、全部切り開いて整備したら、どんな棚田景観が現れるのかと想像するとちょっと興奮する。いやあ、探検隊の気分だなあ。。。
と、そこに現れたのだ。巨大な影が。
そう、イノシシである。
この奥にのそっと姿を見せた。カメラを向ける余裕もない。大声で怒鳴った。幸い、すぐに去って行ったが。。。
もし向かってきたら怖いだろうなあ。突進されたら命に関わる大怪我の可能性もある。100キロクラスの大物だった。
イノシシは昼は出ないよ、と甘く見ていては危険だ。生駒山は、マチュピチュだけでなく野生の王国でもあるのだった。
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