カラスに襲われる女
近隣の森林公園を歩いてきたのだが、そこで見かけたのが「カラスに襲われる女」。
女性二人組なのだが、カラスはそのうちの一人を執拗に襲う。目の前まで近づき、ときに羽ばたいて襲いかかる。とうせんぼする。女性は、最初懐かれていると思ったみたいだ。しかし、凶暴なので持て余し、危険を感じ始めたみたい。私はというと、少し離れたところから見学(^^;)。
さて、ヒッチコックの「鳥」のようになるか。。。。なんとかやり過ごしたかに見えた。
カラスはハシボソか。森に棲むカラスだが、この公園では人になれているみたいだ。
が、この後、カラスはまたも女性に襲いかかり、手にしていたバッグの中に顔を突っ込んで袋をつまみ出した。そしてさっと高みに飛び去る。
どうやらごみ袋だったようだ。ペットボトルなどが散乱する。カラスがつまんだのは、オニギリの包み紙(プラスチック)のよう。中身は入っていなかったが、臭いがしたのだろう。なるほど、これを狙っていたのか。女性も、食べた後の品だから、狙われるとは思わなかったみたい。カラスだって、プラ包みを食べられるわけなく(食べたら死ぬ)、臭いを嗅いだだけで終わるだろうが。
しかし、ここまでカラスも増長しているだね。人を襲って餌を取ることを覚えているのだ。
ちょうど同じ日にテレビで人里出てきたニホンザルのニュースをやっていたが、カラスやサルだけでなく野生動物が頻繁に人里、というより人そのものを狙いだしたようだ。私の予言は当たっているぞ、と喜んでいる場合じゃないが、今後もっと厄介な事件を引き起こすかもしれない。獣害は、農作物や森林だけではない。人そのものを襲う確率は高まっていく。
もっとも、そのうちカラスもプラゴミを食べて苦しむ個体が増えるかもしれない。イタチごっこ? イタチは、どうだろうか。
« 木製マグカップが作られた場所と価格 | トップページ | 薬師寺の台湾紅檜 »
「ナラシカ・動物・獣害」カテゴリの記事
- カワイイに勝る感情なし~クマ駆除批判(2023.11.29)
- 会計検査院の暴く獣害防護柵の効果(2023.10.30)
- アメリカのクマ対応マニュアル(2023.10.20)
- 朝日新聞が描く野生のネコとクマ(2023.09.27)
- ジビエが売れない理由は?(2023.09.07)
おでこの形からするとハシブト・・のような気が。
投稿: くさ | 2023/03/20 13:56
なるほど。嘴は多少細めですが、ハシブトの可能性もありますね。
最近、ハシボソの方が数が増えていると感じていますが、さてどちらか。
投稿: 田中淳夫 | 2023/03/23 09:25