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森と林業の本

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2023/05/10

タケノコ?若竹?メンマ?

ついに我が山林でタケノコを収穫した。タケノコと言っても……。

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ちょっと成長しすぎ(^^;)。通常の人なら、食べるのを諦めるだろう。が、タケノコのプロ???は、そんなことしない。

食べるのだ。というより食べられるのだ。いかにもタケになってしまったように見えるが、実は先の部分は穂先タケノコとして十分美味しいし、商品化もされている。そして、その下の部分、いかにもタケっぽく棹が伸びているが、ここもまだまだ柔らかい。

そこで刻んで圧力釜で長時間炊く。これでメンマもどきをつくるのである。もともとメンマは中国の麻竹(マチク)でつくるもので日本のタケとは種類がちがう。しかも蒸したり発酵させたり塩漬けにしたり、という工程を経てメンマになる。もちろん私は、そんな手間をかけずに、柔らかくしたら、味付けをしてオシマイ。

最近は、日本でもメンマをつくる動きが広がっている。放置竹林を整備する足しにするという発想のようだが、量的にそれは無理なのはもちろん、そもそも種類がちがうのだからメンマと呼ぶべきかどうか。ちなみにメンマとは「ラーメンに乗せるチク」の略だそうである。中国語ではなかった。

それでも全国に広がっているらしく、その連絡組織もつくられている。それが「純国産メンマプロジェクト」。84団体が参加しているそうだ。

私は、それに参加するわけではなく、単に自分の山のタケを食べたいだけ。タケノコではなくタケを食べるのだからパンダプロジェクトをなんてどうか。

 

 

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コメント

モウソウチクでは無くマダケのタケノコみたいなので、ちょうどこのくらいが食べ頃なのではないでしょうか。それはともかく、私の県でも竹の活用のためメンマを作っているようですが、どうも軌道に乗っていないようです。他に竹の使い道は無いのでしょうか…(一応当県では竹炭も作っています)。

この山の隣の竹林はモウソウチクなので、これもモウソウだと思います。

純国産メンマプロジェクト、その意気はよいとしても、採算は合わないでしょうね。手間を考えると価格も高くつくだろうし。
竹炭も、よく焼かれているけど、使い道がなくて困っているみたいですよ。どれも消費量が少なすぎる。

タケの利用法でそこそこ成功しているのは製紙チップくらいではないか。それも近くに製紙工場が必要だし、こっちは使う量が莫大なので、集めるシステムを構築しないと逆に足りずに行き詰まる。。

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