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森と林業の本

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2023/05/14

草花の同定に挑戦

せっかく牧野富太郎が注目されているのだから、我が家の庭で富太郎ごっこ、草花の名前の同定に挑戦してみた。

というか、外来種のハルジオンがいっぱい伸びてきたので、その駆除をしていたのだ。どんどん咲いている花を引き抜き、種子を付けないようにする。が、その途中で目に止まったのが、これ。(写真上の花。下の花がハルジオン)

Photo_20230514161401

両者似ているが、ちょっと違う。花を並べてみると、花弁の太さが如実に違っていた。そこで、ヒメジョオンではないかと思ってその場でスマホ検索。ビンゴ。花弁の太い方がヒメジョオンであった。ハルジオンは、羽毛のよう。
生庭全体にえているのは、ハルジオンの方が多いのだが、なぜか一カ所ヒメジョオンが生えていたのだ。

ところが、後でヒメジョオンの群落を発見。

Photo_20230514161701

庭の裏の家との間の溝部分に群落化していた。広く点在するハルジオンとちょっと違う。これは育つ環境の差なのだろうか。
ヒメジョオンも外来種だ。しかし、なんとなく残しておくことにした。今はハルジオンを駆除して、その後にヒメジョオンがどのようになるか試してみたい。ま、花も好みだし(^^;)。

 

さて、次に目に止まったのが、これ。

Photo_20230514161402

花を包み込むような筒状の草花。仏炎苞と呼ぶ花の形状だ 。この草は覚えがない。それらしい種名を思いつかないと、当たっているか外れかはともかく、検索しようがない。どう検索するか。

そこで連想したのが、よく似た筒状の花を咲かせる「オオコンニャク」だ。植物園で人間の背丈より高くなるショクダイオオコンニャクという植物を見た記憶があったからだ。花の形が似ているのなら、所属する科も同じではないか? それで検索してみる。

出てきたオオコンニャクの画像。たしかに花の形は似ているが、大きさはもちろん違う。こちらは長さ10センチほど。また茎やガクの模様も違う。それでもいいのだ。コンニャクがサトイモ科の植物であることを確認できた。今度は「サトイモ科の雑草」で検索する。するとマムシグサなど幾種類かヒット。

今度はそれらの画像を順々に見比べて似ているのを探す。明らかに似ていたのがカラスビシャクであった。改めてカラスビシャクで検索する。
完全に一致する。形態、生態、分布いずれも該当する。

だから、これはカラスビシャクなのだろう。画して同定終了。

これは中国からの帰化植物とある。しかも繁殖力旺盛のためヒャクショウナカセの別名もある。強力な雑草らしいが、我が家では、まだ珍しい。一歩打て地下茎は漢方の薬になるそうだ。ちなみにカラスビシャクという名は、役に立たないという意味でカラスが使う杓(ひしゃく)に見立てられたという。

私は草花の名には弱いのだが、たまにこういう作業をしてみることも勉強になる。スマホで写真を撮れば同定するというアプリもあるが、それを使ってみてもイマイチ当たらなかった。こうして地道に連想から検索する方が覚えられそうだ。

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