東洋経済に『山林王』書評
「東洋経済」誌に『山林王』の書評が載った。オンラインでも公開されている。
会員制だけど、こっそり公開(^^;)。もともと無料だもの。
きっちりまとめてくれていますね。「山村が輝いた時代」が印象的とあるが、これこそ裏テーマでもあったのだ。山村そして林業が、今のように衰退していない、かつては国を支えた地域と産業と地域だったのだということを知らしめたい。これは執筆時からの意図であった。
もちろん吉野という一地域ではあるが、可能性は全国にあったはずだ。そもそも吉野、川上村は、歴史の複雑さや農耕の貧弱さ、地形の急峻さ、そして多雨気象など、林業に必ずしも有利ではなかった。それを全国に通ずるものに仕立てたのは何だったのか。為政者はよく考えてほしいものである。
庄三郎は、『山林王』はヒントになると思う。
« 象の糞のジン | トップページ | 九州大学図書館でトークショー »
「書評・番組評・反響」カテゴリの記事
- 千葉大学の図書館(2023.08.05)
- 『樹盗』書評の裏事情その2~取り締まり(2023.07.28)
- 『樹盗』書評の裏事情その1(2023.07.25)
- 『日本人はどのように自然とかかわってきたのか』評(2023.07.17)
- 「広葉樹活用のすすめ」で勧める施業法(2023.07.14)
コメント